ゲームセンターに入りびたり、アーケードゲームは一つの交流の場となった。そんな時代にNASAは宇宙人との交流を願い、地球の“紹介映像”を宇宙に向けて発信。その中には当時流行していたゲームの映像が入っていた。だが、受け取った宇宙人は挑戦状と勘違い!ゲームキャラクターたちに扮して地球を侵略しにやってきてしまった!映画『ピクセル』は7月24日の全米公開を皮切りに全世界74カ国で公開され、世界興収は1億ドル突破!日本語吹き替え版には柳沢慎吾、渡辺直美の起用が発表され、主題歌には「前髪切りすぎた」で鮮烈デビューを飾った三戸なつめが大抜擢!また、新宿クリエイターズフェスタ2015では3mサイズの「パックマン」らを登場させて新宿ジャック敢行!全世界で大旋風を巻き起こしている『ピクセル』が、いよいよ9月12日(土)、日本侵略を開始する!
この度、地球を救うために集結した主要キャスト5人の場面写真を解禁。
ゲームの中で、“何千回”と地球を救ってきた彼らは現実の世界を救えるのか?!

NASAが宇宙へ「友好メッセージ」を送ってから33年。かつてのゲーム小僧たちはいい年に。サム・ブレナー(アダム・サンドラー)とウィル・クーパー(ケヴィン・ジェームズ)は昔と変わらぬ友情で結ばれている。だが、サムは何かとうまくことが運ばず、極めつけには妻に逃げられ人生くたびれ気味、大統領になったウィルはほとんど公約を果たせず、失策続き。立場は異なるがお互いに崖っぷち感は否めない。

そんな中、グアムの空軍基地が“何か”に襲われ・・・ボロボロとキューブ状に崩壊させられてしまう。その映像を見たウィルは、あるゲームに侵略者たちが似ていることに気づく。早速、かつて世界チャンピオンだった親友サムに意見を求める。サムは一目見ただけで「ギャラガ」と見抜くが、ホワイトハウスの官僚たちには相手にされない。落胆した帰り道、偶然の再会を果たすのがラドロー・レイモンソフ(ジョシュ・ギャッド)。かつては“神童”と呼ばれ、サムと世界チャンピオンの座を争った一人だ。陰謀論者のラドローは地球が危機に陥っていることを把握しており、サムとともに、ウィルへの説得を始める。支持率を下げるリスクを背負いたくない大統領のウィルは軍隊の派遣を躊躇してしまい、更なる危機を招いてしまう。そして、その結果、今はくたびれて、しがないオヤジだが昔は最強?だったゲームオタクチーム“アーケーターズ”が結成されることに。さらに、サムの最大のライバルでありトラウマでもある、ゲーム大会チャンピオン エディ・プラントが加わり・・・。

主役のサム・ブレナー役にキャスティングされたのは、“アダム・サンドラー”。アクション映画の大スターではなく、コメディジャンルで20年間以上もトップを走り続けてきた彼は俳優、脚本家、製作者、ミュージシャンと多岐にわたる分野で才能を発揮し、全作品の累計世界興行収入は30億ドルに到達するマネーメイキングスターだ。本作ではプロデューサーも兼任している。
地球最大の危機に直面してしまうサムの親友であり、アメリカ大統領のウィル・クーパー役には ケヴィン・ジェームズ。これまで幾度となくサンドラーと共演してきたケヴィンはCGのゲームキャラクターを相手に演技するために彼はかなりの練習を積んだという。実際には目に見えない敵と戦う為に、テニスボール(CG撮影時に人の代わりに使用するため)と家族を置き換え生活。家族に一ヶ月家を空けてもらい、家中の至るところ置いたテニスボールに向かって怒鳴っていたという。

アーケーダーズの最年少メンバーラドロー・レイモンソフを演じるのは、ジョシュ・ギャッド。ブロードウェーミュージカル『ブック・オブ・モルモン』の主演俳優であり、さまざまな“変人”を演じてきた彼はこのプロジェクトに参加することで、コロンバスとサンドラーと一緒に仕事ができるだけでなく、子どもの頃に遊んだゲームを壮大なスケールでプレーすることができると、心を躍らせたという。本編では美声も披露するから要チェックだ。
ファイヤーブラスターという別名を持つエディ・プラント役にはピーター・ディンクレイジ。『ゲーム・オブ・スローンズ』でのシリアスな役で一躍有名になった彼だが、『リビング・イン・オブリビオン/悪魔の撮影日誌』や『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』でその才能を活かしてきたコメディの名手でもある。エディとサムは犬猿の仲。ピーターはマレットヘアに袖を破りとった服という、非常に特徴的な外見で一癖ある演技を披露している。

そして、紅一点のミシェル・モナハンが演じるヴァイオレット・ヴァン・パッテン中佐はブレナーを煙たがるも地球を救うためにアーケーターズを全力サポートする。モナハンは「楽しくないわけないじゃない!女性が自分だけというのは最高だったわ。男性陣は皆歓迎してくれて、とても優しかった。もちろんからわかれたりしたけれど、私も人をからかうのはすごく得意なのよ」と語る。また、クリス・コロンバス監督はこの5人について「自然と生まれてくる仲間意識や、カリスマ的な魅力があるんだ。彼らは真のチームだ」とアーケーターズたちに太鼓判を押している。

 33年間沸々と、人生をくすぶらせていたオタクたちはいかにして、かつて愛したゲームキャラクターたちと戦うのか。“ヒーローらしくない俳優たち”のコメディセンスが炸裂し、子供から大人まで楽しめること間違いなしのオモシロティザスター映画『ピクセル』は、3D&2Dで9月12日(土)より全国ロードショーとなる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa