いま最も“上手い”役者2人が、とにかく「喋る」。

2人で喋っているだけの漫画が奇跡の映画化!!
だって喋っているだけでも、最高に面白いから。

お世話になっております。この度、秋田書店「別冊少年チャンピオン」にて連載中の漫画「セトウツミ」の実写映画化が決定し、ブロードメディア・スタジオ配給により、2016年に劇場公開する運びとなりました。主人公の男子高校生2人、瀬戸と内海を演じるのは若手実力派トップクラスの池松壮亮と菅田将暉。監督は『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』の大森立嗣です。

まったりゆったりしゃべるだけ。クスっと笑えて、何だか、しんみり胸を打つ。
関西の男子高校生、瀬戸と内海のクールでシニカルな放課後トーク。
関西の、とある河原。男子高校性2人が放課後にまったりと喋るだけ。ウィットに富んだ台詞、絶妙なユーモアと“間”のセンス。シニカルな「会話」の面白さだけで読者を魅了するという超シンプルなコミック「セトウツミ」の実写映画化が決定した。
「セトウツミ」というタイトルは、この漫画の主人公、男子高校生の瀬戸と内海(うつみ)の名前を組み合わせたもの。クールな塾通いの内海役は、昨年『ぼくたちの家族』でキネマ旬報助演男優賞を受賞し、『紙の月』『海を感じる時』『愛の渦』などでその他の映画賞も総なめにした池松壮亮。天然な元サッカー部の瀬戸役は、『共喰い』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」や『そこのみにて光輝く』『暗殺教室』など多くの話題作への出演が続く菅田将暉。これからの日本映画界を背負うと言っても過言ではない二人のダブル主演が実現。ほぼ全編が瀬戸と内海の関西弁による掛け合いという究極の会話劇だけに、確かな演技力を誇る、池松&菅田の競演は原作ファンにも嬉しい最高のキャスティングと言えるだろう。
監督は『さよなら渓谷』でモスクワ国際映画祭審査員特別賞を受賞した大森立嗣。脱力系コンビのバディムービーとも言える『まほろ駅前狂騒曲』『まほろ駅前多田便利軒』を手掛けた大森監督の演出にも期待できる。
映画『セトウツミ』は今年の秋に撮影を行い、2016年全国公開予定。

※撮影に向けてのコメント

●池松壮亮 (内海役)
何だか面白そうなこの作品を、大森監督のもと、菅田くんと2人でやるという事で、何だか面白そうなことが始まるんじゃないかという気がしています。まだ撮影には入っていないのでどんな作品になるか分かりませんが、でもやっぱり何だか面白そうなの で、楽しみにしていて下さい。

●菅田将暉 (瀬戸役)
大森監督のもと、池松さんとただただ二人で喋る映画に参加できる事、心から感謝してます。
原作の瀬戸と内海のシニカルなやりとりに嫉妬しました。
こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と。
原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、
そこから先はもうどうなるかわかりませんという思いで楽しんで生きたいと思います。

●大森立嗣監督
『セトウツミ』の妙にまったりした青春を、池松くんと菅田くんが演じると、どんなことになるのか、今からワクワクしています。ただの青春映画にはならないでしょう。楽しみにしていてください!

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執筆者

Yasuhiro Togawa