この度、板野友美を初主演に、ホラー作家・三津田信三による小説「のぞきめ」(角川ホラー文庫)の映画化が決定いたしました。
映画『のぞきめ』のメガホンをとるのは『トリハダ –劇場版-』シリーズの三木康一郎監督。
既に撮影を終え、現在は来年春の全国公開に向けてスタッフ一丸となりその恐怖描写を研ぎ澄ませている真っ最中。今回はその映画化企画の第一報となります。

原作は本格ミステリ大賞を受賞した作家・三津田信三によるホラー小説。
同じ場所で起きた、時代の異なる2つの怪事件をベースにした物語だ。
過去・現在に共通するのは事件のカギとなる怪異“のぞきめ”の存在。
窓、タンス、カーテンの隅。それは日常のあらゆる場所に存在するほんの数ミリの隙間から視線を投げかけ、目があった人間を恐怖のどん底に突き落とすのだ…。

板野は現代に生きる主人公・三嶋彩乃を演じる。
テレビ局の新米ADとして、ある青年の怪死事件を取材したことから、“のぞきめ”にまつわる真相を追うことになるのだが……。
今回、解禁された第一弾のチラシは両A面仕様。
まずは「覗かれたら 死ぬ」というキャッチコピーとともに、暗闇に浮かぶ目玉が大写しになったもの。
よく見るとその眼球には不安げな板野の姿を捉えている。彼女もまた“のぞきめ”に狙われる存在なのだ。
ビジュアルのもう一方は、「板野友美 すべて 覗かれる」という刺激的なコピーワーク。
板野の背中にある血痕は一体誰のものなのか……?
両A面ともに、人間が根源的に持つ恐怖心=“覗かれる怖さ”を完全ビジュアライズ。
これでもかと煽る“のぞきめ”の視線はトラウマものだ。
この夏、鳥肌必至のこのビジュアルで夏の暑さを吹き飛ばしてみてはいかが?
映画『のぞきめ』は2016年春、全国公開。

【板野友美コメント)】
「覗かれているかもしれない」っていう怖さって、皆さんも普段生活する中で感じた経験があると思いますが、この映画はその恐怖を凝縮して描いています。私自身、怖いものが苦手でホラー映画は一度も観たことがなかったので、お話をいただいた時はどうしようと思いました。でも、やると決めてからは、いつもの私を捨てて、三木監督の演出に飛び込みました。撮影を終えた今、自分の殻を破った感じがしているので、映画の完成が待ち遠しいです。皆さんも、“新しい板野友美”を楽しみにお待ちください。

【三木康一郎監督コメント)】
まず、従来のホラーという枠を崩すことから考えました。もちろん、恐いことは前提として、人間の悲しみや怒りを積極的に描こうと心がけました。
もう一つは、今まで見た事のない板野友美の表情をどれだけ出す事ができるか? それを彼女とも分かち合い表現していったつもりです。今までにない板野友美。この「のぞきめ」で堪能して下さい。

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執筆者

Yasuhiro Togawa