全国公開中の映画『リアル鬼ごっこ』が、7月14日〜8月4日にカナダのモントリオールにて開催されていた「第19回ファンタジア国際映画祭」のコンペ部門にて、【最優秀作品賞(シュバル・ノワール賞)】【最優秀女優賞】【審査員特別賞】の3部門を受賞いたしました。

園監督作品としては、2006年に『Strange Circus 奇妙なサーカス』で作品賞を受賞、2009年に『愛のむきだし』が主演女優賞(満島ひかり)と審査員特別賞を受賞していますが、3部門受賞は今回が初!
さらに、3部門以上受賞したのは、湯浅政明監督作『マインド・ゲーム』が2005年に受賞して以来、10年ぶりの快挙となります!
同映画祭審査員によると、主演女優賞は「審査員満場一致で決定した」といい、オープニングのシーンに審査員が感銘を受けたことから審査員特別賞の受賞という結果になりました。

ファンタジア国際映画祭は、1996年に日本や香港のアジア映画にフォーカスする映画祭としてスタートし、翌1997年に対象を世界に広げ、現在はアジア、北米、ヨーロッパを中心に多くの作品を上映。
毎年7月に3週間にわたり開催され、世界各地から集まる作品は、SF映画、ファンタジー映画、ホラー映画、アドベンチャー映画など、ジャンル映画祭としては北米で最も重要な映画祭です。

最優秀女優賞を受賞したトリンドル玲奈は、
「最優秀女優賞、とってもとっても嬉しいです!このような賞をいただける
日が来るなんて、今の私にとっては身に余る思いです。園子温監督、
リアル鬼ごっこのスタッフさん、キャストの皆さん、そして、支えてくれた
すべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。」
と喜びのコメントが届いています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa