2015年ベルリン国際映画祭で銀熊賞脚本賞を受賞し、本年度の山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション部門への出品が発表されたばかりの、パトリシオ・グスマン監督新作『真珠のボタン』とその連作となるグスマン監督の前作『光のノスタルジア』の2作品の予告編とチラシビジュアルが完成いたしました。

天文観測の拠点として世界中から天文学者が集まるチリのアタカマ砂漠。
その一方独裁政権下で愛する者を失った遺族たちが砂漠を歩き遺骨を探し続ける人がいる。
宇宙の時間と愛する者を失った女性たちの時間の交差を、壮大な宇宙の映像と共に描き出す『光のノスタルジア』。

その連作となる『真珠のボタン』の舞台はチリの西パタゴニア。
海底で発見されたボタンが奪われた歴史を物語っていく。火山や山脈、氷河など、チリの超自然的ともいえる絶景の中で流されてきた多くの血、祖国と自由を奪われたパタゴニアの先住民の声を我々に伝える。

今回公開された予告では、宇宙や大自然などを捉えた圧倒的な映像美とチリが辿ってきた苦難の歴史、人々の想いが映し出されている。

チラシは8月7日(金)より岩波ホール他、都内映画館などで配布開始。
前売券は劇場窓口、各種プレイガイドにて絶賛販売中。

【予告】
●Youtube  →https://www.youtube.com/watch?v=yu1U3UbdQjI

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa