本作品は、古くは『エンゼル・ハート』『メメント』『シックスセンス』『ファイト・クラブ』、最近でも『インセプション』や『グランド・イリュージョン』など、頭が混乱するような作りや映画全体を覆す仕掛けやどんでん返しが用意されている【マインドファック・ムービー】。観終わった後に、「やられた!」もしくは「えー!」と100%叫びたくなる映画であり、先日解禁した予告編において「ハッキングはトリックさ。どちらも人をダマす」と主人公が話すように、驚く仕掛けが観客を待ち構えている。
今回完成したチラシは、本来一番目を引くであろうタイトルが普通には読むことができない。見方を変えればタイトルが浮かび上がり、はっきりと読むことができるトリック文字となっている。同じように本編も、ただ観るだけでは必ず騙される。先入観を捨て、あらゆる角度で観てみると、映画に仕掛けられたトリックを見抜け、真実を目にすることができるということを、この「タイトルが読めないチラシ」が示唆している。
※新宿武蔵野館他に設置中!実際に手に取ってご覧ください。

STORY この映画に仕掛けられたトリックは100%見破れない
本作は、世界中を騒然とさせたハッキング事件を次々と起こし、殺人容疑のかかる天才ハッカー、ベンヤミンが突然、警察に出頭してきたところから始まる。彼の自白によると・・・・。
「少し前まで誰にも相手にされず、透明人間のようだった僕の人生は、ハッカー集団CLAYを結成したことで180度変わった。政界、金融業界、連邦情報局など次々とターゲットを変えハッキングしまくった。最初はお遊びのつもりだったけど、世間の注目を浴び、有頂天になっていたんだ。でもまさか盗んだ情報が元で殺人事件が起こるなんて。しかも今度は僕の命が何者かに狙われている・・・。」
ベンヤミンの自白を元に彼の身辺調査を始める捜査官は腑に落ちない事実を次々と発見し彼の話に疑念を持ち始める。一体、彼は何者なのか???そしてその狙いは・・・。

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執筆者

Yasuhiro Togawa