米国の無人戦闘機ドローンの恐るべき実態と対テロ戦争の知られざる真実を、『ガタカ』『TIME/タイム』のアンドリュー・ニコルが監督を務め、主演には『6才のボクが、大人になるまで』でアカデミー賞助演男優賞ノミネートの記憶も新しいイーサン・ホークで暴く問題作『ドローン・オブ・ウォー』(原題:GOOD KILL)が、10月上旬よりTOHOシネマズ六本木ほか全国ロードショーいたします。

このたび、現在の戦争のリアルな姿を描く、衝撃の予告映画が解禁となります。

予告編::http://youtu.be/c1vB_kTVINk

昨今、あらゆるメディアを賑わせている“ドローン”。 空の産業革命ともいわれ様々な分野での活用が期待されるドローンはこれから災害現場など危険な場所での調査、農薬散布、貨物の海上輸送などが期待され、2015年は“ドローン元年”とも呼ばれている。しかし、実はドローンをめぐる技術革新は、長年にわたって、軍事分野で着々と進められてきたものである。本作は米国無人戦闘機ドローンの恐るべき実態を、ひとりのドローン操縦士の日常に焦点を絞り、現代における戦争の知られざる真実を暴き出した問題作である。メガホンを取ったのは『ガタカ』、『TIME/タイム』のアンドリュー・ニコル監督。主演には『ガタカ』以来、20年ぶりに監督とタッグを組み、『6才のボクが、大人になるまで』アカデミー賞助演男優賞ノミネートの記憶も新しいイーサン・ホークが、PTSDに苦しむドローン操縦士の苦悩を生々しく体現している。

予告映像ではドローンのカメラから地上の標的が映し出され、一瞬にしてミサイルにより標的が大破する衝撃的なシーンから始まる。原題でもある「good kill(一掃した)」の言葉とともに任務を終え、エアコンが快適に効いたコンテナ内のオペレーションルームから愛する家族の待つ自宅へと帰る異質な生活を送るドローン操縦士トミー・イーガン(イーサン・ホーク)。操縦士には危険が及ばずに遠隔操作でテロリストを殺害できる画期的な兵器ドローンは、関係のない民間人を巻き添えにしてしまう恐ろしい問題を抱えていた。米国を守るためだと言うが、このミッションは本当に正しいものなのか?ストレスが限界を超えたトミーの葛藤する表情が印象的で、現代の戦争の実態を暴く衝撃的な予告映像となっている。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa