映画『日本のいちばん長い日』 (8月8日公開/アスミック・エース、松竹配給)は、昭和史研究の第一人者・半藤一利の傑作ノンフィクションを、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が完全映画化。太平洋戦争終戦の舞台裏では何が行われていたのか? 日本の未来を信じ、今日の平和の礎を築くため、身を挺し闘った人々の物語に挑みます。ベテランから、躍進目覚ましい若手俳優まで、今の日本映画界を代表するキャストの豪華競演が実現しました。すべての日本人に伝えたい、戦後70 年の壮大な記念碑となる感動作が、ここに誕生しました。

先日、各国の大使館を集めて試写会が行われ、本作を鑑賞したバーレーンとアルバニアの大使館からのコメントが到着した。
約40名の大使含め、66カ国120〜130名の各国関係者が来場。上映後盛大な拍手がおき、その後のレセプションで各国大使から「歴史の重要な一面でどういう行動をしていたのか、人間がしっかりと描かれていることに感動した」との感想を受けたと語る原田監督。「この作品はどの国へ持っていっても、賛否両論はあるにしても支持してくれる人が非常に多いと思うし、映画作品としても面白い作品ということを論じてくれるとこがあると思っております」と作品への確かな自信を語った。

また、終戦当時を振り返る資料の一つとして、「本作を通じてなにか感じることが出来れば」と語った野田聖子議員が会長を務める、映画議員連盟主催による本作特別試写会では、約50名の現役議員が来場。野田議員は「映画議員連盟は長い歴史を持っているのですが、久々にこれだけ大勢の方が来場された」と議員からも本作への注目の高さが伺えると言及した。

日本国内のみならず大きな注目もあつめる『日本のいちばん長い日』。戦後70 年の今年、壮大な記念碑となる感動作を是非劇場で観て欲しい。

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● H.E. Dr. Khalil Bin Ebrahim Hassan (バーレーン)
大変貴重な機会を与えくださり、感謝申し上げます。
ひと言に「終戦の日」と語りがちですが、戦争を終えるにも多くの人々の思いや、
命の犠牲があて迎えられた日であることを改めて考えさせられ、
意義深い時を過ごすことが出来ました。
戦後70年を迎える今、どんな立場の人々にとっても、
必要な時をもたらすきっかけになると思います。

●Mr.Bujar DIDA,Ph.D (アルバニア大使)
それぞれの社会での立場で武士道の伝統が描かれている、
とてもリアリティのある映画でした。
役者の完璧な演技、そして終始ドラマティックに史実が描かれ、息を呑んだ。
それぞれの立場において決断したことだが、今日へのメッセージはとても明確だ。
国のために戦い亡くなった方々の名において、平和を祈る。
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執筆者

Yasuhiro Togawa