認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭は、2015年10月8日[木]から15日[木]の期間にて、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015を開催します。アジア千波万波部門では、2014年9月1日より2015年5月15日の期間で作品募集を行いました。このたび、アジア千波万波部門上映作品(下記リスト参照)として、18作品が決定いたしましたので、発表いたします。

●応募数 アジア千波万波部門
59の国と地域から678本(前回比111.5%)
●応募総数 インターナショナル・コンペティション部門と合わせると、
124の国と地域から1,874本(前回比105.1%)
●比較 前回(2013アジア千波万波)は63の国と地域から608本
●アジア千波万波部門とは
1989年の第1回開催当時、ドキュメンタリー映画に焦点をあてた映画祭がアジアで初めて開催されるに至ったものの、アジア地域からの作品がほとんど見当たらなかったことに端を発して、アジアのドキュメンタリー作家を応援し、発表の場を生み出すことを目的としてコンペ部門として91年に設けられました(当時「アジアプログラム」)。アジアの作家の成長を誰よりも強く望んだ小川紳介監督(上山市牧野村にプロダクションごと移住し、自給自足の生活を送りながら映画制作を行った)の意志を受け継ぐ意味を込めて、93年より小川紳介賞が設けられています。これまで、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した河瀬直美監督やアピチャッポン・ウィーラセタクン監督ほか、アジア千波万波部門での上映をきっかけに、国際映画祭の舞台へと巣立っていく作家が後を絶ちません。粗削りでもエネルギーに満ちた作品が集う、熱気ある人気プログラムです。
・映画祭期間中、国際審査員によって以下の賞が選ばれます。
小川紳介賞(賞金50万円)
奨励賞(2作品・賞金各30万円)

公式サイト http://www.yidff.jp

執筆者

Yasuhiro Togawa