本年度の第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門におきまして、“日本人初の監督賞”に輝いた黒沢清監督作品『岸辺の旅』は、10月1日(木)よりテアトル新宿他にて全国ロードショーとなります。

本作は、湯本香樹実が(ゆもと かずみ)が2010年に発表した小説『岸辺の旅(きしべのたび)』を、世界的名匠・黒沢清監督が映画化!主演には、『悪人』で第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した深津絵里と、映画『マイティ・ソー』でハリウッド映画デビューを果たし、『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した浅野忠信という国際的に活躍する2人がW主演を務めます。日本映画界を代表する2人の実力派が初の夫婦役で、“究極のラブストーリー”を演じています。

この度、本作のポスタービジュアルが完成しました!
本作は、妻・瑞希(深津絵里)のもとに3年間失踪していた夫・優介(浅野忠信)が突然帰ってきたものの、「俺、死んだよ。」と優介から告げられ、そして優介がお世話になった人たちのもとへ、ふたりで旅に出るところから始まる夫婦の物語。本ビジュアルの2ショットでは、失っていた3年間の時を埋めるように寄り添う夫婦の姿や、お互いへの深い愛情が感じられると同時に、旅を続けるうちに湧き出てくる「また夫はいなくなってしまうのではないか?」「ずっとそばにいて欲しい。」という妻・瑞希の切ない想いがひしひしと伝わってきます。瑞希と優介の“永遠の別れ”を慰めるように、淡いピンクの花が弔いの印象を与えるポスターとなっております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa