フランスの女性監督ミア・ハンセン=ラヴが実兄をモデルにダフト・パンクなどに代表されるフレンチ・ハウスの黎明期を描いた新作映画『EDEN/エデン』が9月5日より新宿シネマカリテほか全国順次公開致します。この度、公開日が正式に決定いたしました。
 既に早耳のカルチャーフリークには“ダフト・パンクがフューチャーされた映画”として知られ、日本公開が待ち望まれていた『EDEN/エデン』。

90年代フランス。エレクトロ・ミュージックが台頭する波に乗り、大学生のポールは、親友とデュオを作り、DJとして活動を始める。ガラージを中心にミックスする彼らの“Cheers”は瞬く間に人気となり、パリで最も熱いクラブで開催されるパーティの主役となっていく。その狂騒的な成功に酔いしれるうち、ポールの生活の歯車は少しずつ狂い始める。音楽にのめり込み、狂った金銭感覚により経済状況は益々悪化、ドラッグに溺れ、恋人との関係も破綻を繰り返すように。やがてポールが生み出す音楽は、最先端のクラブシーンと少しずつ乖離していく——。
監督には『あの夏の子供たち』(09)でカンヌの<ある視点>部門で審査員特別賞を受賞し、Variety誌で“世界で注目すべき映画監督ベストテン”に選出されたフランスの新鋭ミア・ハンセン=ラヴ。また、今や世界中で爆発的な人気を誇るエレクトロ・デュオ、ダフト・パンクが誕生する様子を実際のエピソードを盛り込みながらリアルに再現しているのも注目。

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執筆者

Yasuhiro Togawa