イタリアの女優、ラウラ・アントネッリさんが6月22日(月)、73歳で逝去されました。
ラウラ・アントネッリさんは1960年代に映画デビューし、1973年には日本でも大ヒットした映画『青い体験』で演じた若いメイド役で一躍有名になると、その後も「ヴィーナスの体」と称されるその美しさと、官能的な演技で、世界中から人気を集めました。

洋画専門CS放送ザ・シネマは、アントネッリさんに心から哀悼の意を表し、彼女の初主演作で、作家との危険な愛の関係を織りなす絶世の美女を演じた『毛皮のビーナス(1969)』と、シルヴィア・クリステルやモニカ・ヴィッティなど当時のヨーロッパを代表する女優たちと共演を果たした『ピンクのルージュ』の2作を、予定を変更し、追悼放送します。

<放送情報 >
■『毛皮のビーナス(1969)』 7/27(月)深夜1:45〜3:45
 ※当初予定されていました『地獄のヒーロー』と差し替えにて放送致します。

「ヴィーナスの体」と称された伊女優ラウラ・アントネッリが
初主演を務めた代表作、マゾッホ原作による官能映画

【あらすじ】
ある作家と絶世の美女との危険で複雑な愛の関係を描いた、エロティックな異色作。
『青い体験』のラウラ・アントネッリが、その豊満で瑞々しい肉体美を大胆に披露し熱演した初主演作品。小説家のセヴリンは、執筆の為に湖畔に佇むホテルに滞在し、部屋の壁の穴から隣室を覗くことを日課としていた。ある日、隣室にやって来たのは美しきワンダ。快楽に耽るワンダの姿を覗き見していたセヴリンは、彼女に夢中になる。やがて二人は親しくなり、一緒に暮らすように。セヴリンは、ワンダに他の男との性的関係をもたせ、それを覗くことによって快楽を得るのだが、次第に二人の関係はバランスを崩してゆく…。

■『ピンクのルージュ』   7/27(月) 深夜3:45〜5:45
※当初予定されていました『サンセット大通り』と差し替えにて放送致します。

「エマニエル夫人」に初代ボンドガール…、
ヨーロッパのセクシー女優が次々と登場する魅惑的な短編集

【あらすじ】
シルヴィア・クリステル、ラウラ・アントネッリ、ウルスラ・アンドレス、モニカ・ヴィッティ、当時のヨーロッパを代表する女優たちを贅沢に起用した、豪華フェロモン系オムニバス艶笑譚。道端で男の子に助けを求められた娼婦。男の子は自分の母親の代わりに学校についてきてほしいと言う。懇願された娼婦は迷った末に男の子の通う名門校に乗り込み必死に教育ママに扮するが…(第2話)。豊満なボディを持て余すグラマラスな女性。彼女を撮影するカメラマンはおだてて脱がそうと奮闘する…(第3話)。美人キャリアウーマンはアチラもバリバリ。今日も男が翻弄され…(第8話)。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa