日本時間 2015年7月5日(日)、ユネスコ世界遺産委員会にて、日本が推薦する「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録が決定しました。

歴史エンタテインメント専門 ヒストリーチャンネルでは、この度の登録決定を記念して「明治日本の産業革命遺産」に含まれる、通称・軍艦島(長崎県長崎市)の現在の様子と貴重な過去の映像や写真を交錯させながら、島の全貌に迫る『軍艦島オデッセイ−廿世紀未来島を歩く−』を7月8日(水)25時より、特別企画として放送します。

『軍艦島オデッセイ−廿世紀未来島を歩く−』
炭鉱の島として栄えた軍艦島。活気ある時代を生きた元島民の証言と貴重な映像や写真、軍艦島出身の声優・石森達幸のナレーションで、色鮮やかに甦る。

 1890年から始まった本格的な石炭採掘によって栄えた端島。島影が戦艦「土佐」に似ていることから軍艦島と呼ばれた。日本で最初の鉄筋コンクリートのアパートが建てられ、1950年代後半には「三種の神器(白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫)」の普及率が100%、1960年には世界一の人口密度・東京の約9倍以上の密度に達した。
しかし1974年、炭鉱が閉山。島民はみな島を離れ、ついに無人島と化してしまった。

 この番組では、現在(撮影時2008年)の軍艦島の様子と閉山前の映像や写真をクロスオーバーさせながら、元島民の証言を交え、時代を追うようにして島の全貌に迫る。
ナレーションは軍艦島出身の声優・石森達幸。

 軍艦島での楽しい思い出、活気ある生活、長崎に原爆が落とされた日の光景、そして閉山後の旅立ちの日に当時の島民が見たものは何だったのか。軍艦島に残された歴史が色鮮やかに甦る。

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執筆者

Yasuhiro Togawa