レイドバック・コーポレーション配給、映画『ウィークエンド・チャンピオン〜モンテカルロ1971』は、1971年、モーターレース・ファンの映画監督ロマン・ポランスキーが友人の世界チャンピオン、ジャッキー・スチュワートとともにF1最大のビッグイベント、モナコ・グランプリの週末を共に過ごしたことから、1本の映画へと昇華され、1972年にベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映されました。その後、倉庫に埋もれていたフィルムが奇跡的に発見され、40年の時を経てポランスキーとスチュワートがモナコ・グランプリの週末を改めて語り合った本作は、F1の歴史、モナコの空気をスクリーンを通して伝えてくれる作品です。

作品中では、当時のモンテカルロのオシャレな街並みや、優雅なモナコを満喫する女性のファッションも楽しむことができます。また70年代ファッションの代表である花柄、ボヘミアンテイストといった柄物や、レトロなファッションやヘアメイクは、2015年の流行にもなっており、
本作はトレンドの宝庫とも言えるでしょう。

作品中に登場するヘレン・スチュワート(ジャッキー・スチュワートの妻)が身にまとうのは当時流行していたブラックを基調としたファッションです。
2015年の春夏コレクションでも世界のブランドが注目した”70年代ファッション”とは、どんなものでしょうか。
当時の空気を蘇らせる本作で、現在に通じるファッションの流行にぜひご注目ください。

■70年代ファッションと2015年ファッションの共通点
「花柄」
小花柄や大花柄など年々少しずつ形を変えてはいるものの、根強い人気があるのが「花柄」ファッションです。
平和と自由を訴えたフラワーチルドレン調が流行した70年代でも花柄ファッションは注目されていました。
作品中ではジャッキーの妻がモナコグランプリ後のパーティにて大花柄のワンピースを身にまとっています。

「つば広帽」
作品中で、ジャッキーの妻ヘレンが被っているつばの広いハットは、
2015年の日本でも注目を集めているアイテムの一つです。
被るだけで大人な印象を与えるつば広帽は、ヘレンのようにオシャレをワンランクアップさせてくれます。
作品中で披露しているスタイルのようにモノトーンで決めるのも良し、カジュアルなデニムに合わせるも良し、ふんわりとしたスカートに合わせるも良し、どんなシーンでも活躍する万能アイテムになるでしょう。

「露出控えめ・ハイウエストショーツ」
モナコビーチの水着スタイル
体型をカバーするだけではなく、日焼けからも身を守る露出控えめの水着は、70年代のモナコビーチで既に注目を集めていました。
2015年の日本でも、露出を控えた新しいスタイルを好む傾向が出てきています。

「モノトーン」
ジャッキーの妻であるヘレンや劇中登場人物のコーディネートはモノトーンを基調とした洗練されたスタイルです。
全身白でコーディネートする「オールホワイト」は2015年の一大トレンドであり、ヘレンやモナコ女性のスタイルはまさに時代を先取ったと言えるでしょう。

今後随時、公式HPにて、更新情報をお伝えしてまいります。公開まで今しばらくお待ちください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa