10月3日(土)全国ロードショーとなる佐藤健・神木隆之介主演映画「バクマン。」の主題歌および映画音楽をサカナクションが担当いたします!さらに、主題歌の解禁に合わせて7月11日より全国の劇場に掲示されるポスタービジュアルも解禁いたします。

■主題歌「新宝島」の曲名は手塚治虫マンガから
主題歌となる「新宝島」は、ジャンプの頂点を目指す二人の高校生漫画家を描いた映画「バクマン。」からインスパイアされ、「線を描く」がテーマ。「丁寧に描くよ」と歌う歌詞は、音楽家として「モノを作る苦しみ」に深く共鳴したが故に生まれました。
また、手塚治虫が1947年に発表した同名の漫画から「新宝島」という曲名がつけられました。普段漫画をほとんど読まない山口一郎が「バクマン。」音楽を担当するにあたり、様々な漫画を研究。漫画の古典として読んだ手塚治虫作品に非常に感銘を受け、この楽曲でバンドとしても新しい地平を目指したいという思いからつけられた意欲的な曲名となります。

■映画のシーンを地で行く!? 6か月の苦闘の末、生まれた楽曲
完成度を高めることに集中した結果、歌詞を書き上げるのに6か月以上の時間がかかってしまい、映画の当初の完成時期から大幅に延びてしまいました。映画でも漫画の執筆に苦悩する最高と秋人の姿が描かれますが、映画のシーンを地で行くような、長期間の苦闘の末に出来上がった力作となります。

■サカナクションが映画音楽を担当するのは初
大根仁監督の「音楽と映画が密接に結び付いた、今まで見たことのないような新しいジャンルの音楽映画が作りたい」という思いから主題歌・劇伴ともにサカナクションへのオファーとなりました。
映画音楽全般をサカナクションが担当するのは本作が初めてとなります。
主人公が漫画を執筆するペンの音がそのまま音楽になっていくなど緻密な計算のもと構築された音楽が満載。全編に音楽が鳴り渡る音楽映画に仕上がりました。

■ライブで盛り上がること必至のアッパーなロックソング
全国ツアーは即ソールドアウト、大型野外ロックフェスでは常にヘッドライナーを務めるなどライブバンドとしても高い注目を集めるサカナクション。新曲「新宝島」は力強いアッパーなロックチューンに仕上がっていて、大観衆を盛り上げること必至の楽曲です。「アルクアラウンド」「アイデンティティ」「ミュージック」といったヒット曲に続く、新たな代表曲になる期待感にあふれた楽曲となっております。

■約1年ぶりの新曲
ベース草刈愛美が今年1月に妊娠を発表し現在ライブ活動休止中のサカナクション。昨年10月にリリースした「さよならはエモーション/蓮の花」以来、沈黙をやぶって約1年ぶりの新曲となる。
6月に第一子を出産しバンドとしても再始動となる楽曲となります。

■大根仁 監督コメント
映画「バクマン。」の企画が立ち上がったとき、内容よりもキャストよりも真っ先に思いついたのは、サカナクションに音楽を担当してもらうことでした。そしてその直感は、映画が完成した今、まったく間違っていなかった。
劇中音楽はもちろん、主題歌も、映画の空気に見事に溶け込み、世界観を作り上げてします。
いや、むしろ、サカナクションの楽曲に導かれるように、僕はこの映画「バクマン。」を作ったのかもしれません。

■山口一郎(サカナクション)コメント
今回のお話を頂いたとき、大根監督は音楽やカルチャー全般に対する感覚が
似ている”同じ種族”の方なので、面白いものが作れるんじゃないかなと思いました。
劇伴に関してはバンドとしては初めてのトライでしたが、映画全編にわたってずっと音楽を鳴らしたい
という大根監督のイメージにしっかりと寄り添える仕上がりになったと思います。
主題歌の「新宝島」は書き上げるのにとても苦しみました。
なかなか歌詞が書けなかった時、大根監督に「自分の線を引けるようになることが漫画家の一人前の証」という漫画家さんのエピソードを聞いて、「線を引く」というワードをテーマに書き進めることにしました。
結果、書き上げることができた「新宝島」という主題歌は、「歌詞を書く」というミュージシャンの葛藤と、漫画家さんの「描く」ということの葛藤を重ねることができた。
これからのサカナクションにとっても自信を持ってお送りできる作品に仕上がったと思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa