女優・若尾文子の出演作を一挙上映する「若尾文子映画祭 青春」が先週6月27日(土)より角川シネマ新宿にて上映開始、大ヒットでスタートしました。

本映画祭は、1952年のスクリーンデビュー作『死の街を脱れて』、名コンビと言われた名匠・増村保造との初コンビ作『青空娘』をはじめ、『妻は告白する』(増村保造)、『赤線地帯』(溝口健二)、『浮草』(小津安二郎)など日本映画史に燦然と輝く名作を60作品一挙上映。旧作の特集上映、しかも現役の俳優による大規模な映画祭は極めて稀と言えます。

 6/27(土)の初日には、若尾文子が舞台挨拶に2回登壇、共に客席300席が満席となる大盛況で終えました。当日はシニア層を中心とした往年の日本映画ファンはもちろん、20代から40代の若い女性やカップルが多く来場するなど、旧作の特集上映らしからぬ実に幅広い客層が多く訪れました。
初日の大盛況ぶりを目の当たりにした若尾は、「映画を観る機会が少なくなっている昨今、こんなに多くのお客様に劇場に来ていただいて、とってもうれしい。私の青春は、映画とともにありました。映画と撮影所が私の青春です。」と、本映画祭のタイトルでもある“青春”にちなんでコメント。

 「週刊文春」(6/25発売号)での「昭和の“あやや”人気再熱の秘密」や、TBS系列朝の情報番組「ビビッと」(6/29OA)での「若尾文子人気再沸騰」など、若尾文子ブームが次々に紹介され、メディアからも最注目されていることがうかがえると言えます。

★「若尾文子映画祭 青春」公式HP
http://www.cinemakadokawa.jp/ayakoseishun/

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro TogawaYasuhiro Togawa