名匠アルフレッド・ヒッチコック監督の傑作サスペンス『サイコ』。現代に舞台を置き換え、その前日譚を描き出す海外ドラマ「ベイツ・モーテル」DVD が好評レンタル・発売中です。
本作は、映画史に残る猟奇殺人鬼=ノーマン・ベイツのティーンエイジャー時代にスポットを当て、いかにしてあの殺人鬼に変貌していくのかを描いた全米大ヒットシリーズ。世界的ヒット作「LOST」を手掛けたクリエイター、カールトン・キューズが製作総指揮を務める本作は、オリジナル映画『サイコ』のセットを使い、知られざるノーマンとノーマの母子の狂気的な関係を描き出すと同時に、舞台を現代に置き換える事で全く新しいドラマを創り上げています。

「ベイツ・モーテル」は、アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『サイコ』の“プリクエル(前日譚)”であると同時に、“リイマジニング”作品でもある。オリジナルの作品をもう一度作り直すリメイクやリブート(再起動)に対し、リイマジニングはオリジナルと同じ設定やテーマを持ちながら、新たな物語として描かれるのが特長。実はこの“リイマジニング”、いま海外ドラマ・映画でブームになっている手法なのだ。
海外ドラマでは、『羊たちの沈黙』のレクターが精神科医として潜伏していた期間を描いた「HANNIBAL/ハンニバル」、『バットマン』『ダークナイト』の前日譚でゴードン刑事を主人公にした「GOTHAM/ゴッサム」、コーエン兄弟監督作『ファーゴ』の世界観を引き継ぎながら別の事件を描く「ファーゴ」、テリー・ギリアム監督作『12 モンキーズ』の未来から過去へとやって来た男を描く設定は残しながら、異なる物語が展開する「12 モンキーズ」と、リマイジニングの名作が数々誕生している。
映画でも、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の後日談的な物語を描いた『アリス・イン・ワンダーランド』、『眠れる森の美女』を悪役の視点で描いた『マレフィセント』など、リイマジニング戦略を取ったディズニー映画は次々とヒット作を連発。今後も『美女と野獣』『ティンカー・ベル』『ムーラン』『リトル・マーメイド』などが続くと見られている。
時代を現代に移して『サイコ』の猟奇殺人鬼ノーマン・ベイツの若き日を描く「ベイツ・モーテル」。『サイコ』ファンにとっては伏線や目配せがうれしく、元ネタを知らない人にとっては現代の物語として新鮮に楽しめる。「ベイツ・モーテル」は、“リイマジニング”効果によって、観る者を選ばないドラマになっているのだ。

「ベイツ・モーテル」DVD好評リリース中
DVD-BOX:6,000円+税
※DVD好評レンタル中

発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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執筆者

Yasuhiro Togawa