昨年10月放送の土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW グーグーだって猫である」が、放送文化基金賞【番組部門】テレビドラマ番組の奨励賞を受賞しました。また、主演の宮沢りえが同部門の演技賞を受賞しました。

 「グーグーだって猫である」は、少女漫画界の巨星・大島弓子の自伝的コミックエッセイを原作にドラマ化した作品です。脚本は『婚前特急』『そこのみにて光輝く』の高田亮。監督は映画版に続き『ジョゼと虎と魚たち』『のぼうの城』の犬童一心が手掛け、原作の世界観を踏襲しながらも連続ドラマとして新たなアプローチで再構築されたオリジナルストーリーです。また、主演映画『紙の月』で第27回東京国際映画祭最優秀女優賞をはじめ数々の賞に輝いた宮沢りえが、柔らかくも芯の通った主人公の小島麻子役を魅力的に演じました。ドラマ放送時には、特に女性視聴者から大きな反響が寄せられ、新たなドラマファンの開拓に繋がりました。さらに本作品は、「人生に潜む切なさや侘しさをユーモアやペーソスを交えて映像美とともに描き、それに主演の宮沢りえも好演で応えた」との高い評価を受け、ギャラクシー賞2014年11月度月間賞を受賞しています。

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■土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW グーグーだって猫である」 概要
初回放送
2014年10月18日(土)〜11月8日(土) [全4話]

再放送予定
2015年10月放送予定[全4話一挙放送予定]

番組内容 ※番組情報は初回放送時のものです。
吉祥寺に住む小島麻子(宮沢りえ)は、人気連載を持つ少女漫画家。締め切りに追われる多忙な日々の中、長年共に暮らしてきた愛猫のサバが突然息を引き取ってしまう。以来、漫画が描けなくなり、食事ものどを通らなくなる麻子。心配した担当編集者・大森(長塚圭史)の勧めで一軒家に引越しをしたものの、依然として生活のペースは戻らない。
ある日、井の頭公園を散歩していた麻子は、病気の子猫を連れたホームレス(田中泯)と出会う。彼と何度か顔を合わせるうちに、子猫の病気を治してあげたいと思い始めた麻子は、ホームレスに無断で子猫を病院に連れて行くのだが…。

<スタッフ・キャスト>
原作:大島弓子「グーグーだって猫である」(角川文庫)
シリーズ構成・監督:犬童一心(『ジョゼと虎と魚たち』、『のぼうの城』)
脚本:高田亮(『婚前特急』『そこのみにて光輝く』)
音楽:高田漣(『横道世之助』、『箱入り息子の恋』)
出演:宮沢りえ、長塚圭史、黒木華、中岡創一(ロッチ)、市川実和子、菊地凛子、岩松了、田中泯 ほか

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以 上

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa