6月6日(土)より公開の映画『奇跡のひと マリーとマルグリット』は、シネスイッチ銀座をメイン館として全国で公開が始まりましたが、同劇場では5月30日から、カンヌ映画祭ある視点部門にも招待された話題作樹木希林主演の『あん』も上映中です。この作品には市原悦子も出演していますが、年配女性の熱い支持を受ける二大ベテラン女優の登場ということで、大入り満員のヒットを記録しています。かたや、『奇跡のひと マリーとマルグリット』は、19世紀末のフランスに実在した少女、奇しくも同時代を生きたヘレン・ケラーと同じ三重苦の少女マリーの実話です。「ヘレン・ケラー」といえば、日本の女性にも最も知られている偉人と言っても過言ではない人物。こちらも年配の女性にとってはなじみが深い題材ということで、いまシネスイッチ銀座では映画をハシゴするシニア女性達が続出しているのです!
 
この現象に劇場はうれしい悲鳴で「数人で劇場を訪れるシニアの女性客が『あん』と『奇跡のひと』をどちらか一本に絞り切れず2本ハシゴで鑑賞するという現象が続出!どちらも運命に立ち向かう女性を描いた作品ということで注目されているのではないか」と分析する。映画のハシゴは時間と体力のある若い映画ファンの特権と思いきや、シニア女性達のパワーは映画館でも健在!

『奇跡のひと マリーとマルグリット』はぴあの出口調査で満足度1位を記録。映画レビューサイトとしてにぎわっているcocoでも満足度1位というW1位を獲得中! 先頃行われた泣きのプロ達「るいかつ」による試写会でも号泣者が続出し、その涙度は90%を記録し『ニュー・シネマ・パラダイス』より『永遠の0』より泣けたというアンケート結果が出ており、皇室試写として話題となったチャリティ試写会では観客満足度94%を記録!フランス版ヘレン・ケラーは樹木希林作品の勢いに迫ることができるか!?ご注目を!

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa