京都の歓楽街・木屋町を舞台に、体に十字架を背負った男の哀しい物語『木屋町DARUMA』。
原作は、時代のタブーに挑戦し続ける作家・丸野裕行の同名小説。2012 年に App Store でアプリとして解禁されたが、それまで出版禁止の問題小説として、某大手出版社、裏社会系雑誌、自費出版大手など複数の出版社から、「危険すぎる内容!」「過激すぎて出せない!」 「出版の可能性はゼロ」と刊行を断られ続けた発禁小説だ。

監督には、俳優として映画やテレビなど幅広く活動し続けながらも、様々な視点から人間ドラマを世に送り出している榊英雄。
昨年、公開した『捨てがたき人々』では難題に挑み、人間の欲・業を抉るようにリアルに描いた作品として評価を高く得ている。
主演は、映画、ドラマ、CM、ナレーションなど幅広く活躍する遠藤憲一。ある時は男らしく強面な役、またある時は心優しい父性愛をもつ役など、観る側に強烈な印象を残し続けている彼が、体躯にハンディキャップを負い、哀しみを背負ってしまった男を鬼気として演じている。また、主人公の手足となって支える男の役に、三浦誠己。数々の話題作に出演し、ますます活躍が期待されている彼が迫真の演技をみせる。さらに、多額の借金を抱え、金貸しから陰湿な取り立てで追い込まれていく男を寺島進が熱演、本作のキャスティングプロデューサーも務めた独特な役柄の多い個性派俳優の木下ほうかが粘着質な腹黒い男に、また主人公の弟分で、ストーリーのキーマンとなる男の役に木村祐一が扮している。そんな男性陣のなか、今、注目株の清純派若手アクション女優の武田梨奈が、本作ではアクションを封印。多額の借金を背負った父のせいで、身を狂わされ堕ちていく汚れ役を堂々と演じている。

『木屋町DARUMA』の劇場公開が、10 月 3 日(土)より渋谷シネパレスほか全国順次ロードショーに決定しました。

▼『木屋町DARUMA』 公開決定記念!緊急会見
https://www.youtube.com/watch?v=72FtBOZqkXk

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執筆者

Yasuhiro Togawa