2014年4月から放送したTBS×WOWOW共同制作ドラマ『MOZU』が、世界で最も権威あるテレビ番組のコンクールのひとつ、バンフ・ワールド・メディアフェスティバルで連続ドラマ部門に日本作品では唯一選ばれノミネートをしていました。8日に行われた部門賞の発表で惜しくも受賞を逃したものの、世界最大級のテレビ祭で認められ、確かな手ごたえを掴みました。

カナダで開かれているこのフェスティバルは、世界の優れたテレビ番組を選ぶ祭典。1980年にスタートし、今年で35回目を迎える本フェスティバルは40ヶ国以上の国々から1000を超える応募が寄せられ、その中から選出された26部門156作品がノミネートされています。6月7日から6月10日まで開催されているフェスティバルで各部門賞が発表されました。カナダ政府、アルバータ州、民間企業などが出資・運営する「バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル財団」が主催している本フェスティバルは「国際エミー賞」、「イタリア賞」、「モンテカルロ・テレビ祭」などと並ぶ世界最大のテレビ祭のひとつと称されています。
現地時間6月8日に、連続ドラマ部門の最優秀賞が発表され、惜しくも部門賞の受賞式で『MOZU』というタイトルを聞くことはできませんでした。カナディアン・ロッキー山脈の中心都市、バンフで開催された授賞式にはドラマと劇場版のプロデューサーであるTBSの渡辺信也、WOWOWの井上衛、ROBOTの森井輝が参加。授賞式会場には世界のトップ映像クリエイターが集結。ドラマ、ドキュメンタリーなど様々なカテゴリーごとに発表される受賞作に大きな拍手が送られていました。

<バンフ・ワールド・メディアフェスティバル>
●期間:6月7日(日)〜6月10日(水)※8日(月)部門賞授賞式 
●会場:バンフ・スプリングス・ホテル
●参加作品数:26ジャンル156作品がノミネート
●2015年、連続ドラマ部門のノミネート作品
★「19-2」カナダ 
★「Fargo」アメリカ 
★「Jordskott」スウェーデン  ※こちらが連続ドラマ部門の最優秀賞を受賞
★「Atles Geld」オーストリア  
★「MOZU: Night Cry of the MOZU」日本 
★「Ramses」 オランダ

【TBS渡辺信也プロデューサーコメント】
今年のバンフ・ワールド・メディアフェスティバル・連続ドラマ部門には世界中から約200作品の応募があり、MOZUはそこから絞られた6タイトルに残して頂きました。
フェスティバル会場では、色々な国の映像関係者から声を掛けて頂き、MOZUという作品に興味を持って頂いている手応えを感じました。
日本で熱狂的に応援して頂いたMOZUが、世界の大きな舞台でも認めて頂いたことは本当に嬉しく、11月に公開を控える劇場版を制作中のキャスト・スタッフにとって大きな励みになります。本当に有り難うございました。

<映画公式サイト>
http://mozu-movie.jp/ 

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執筆者

Yasuhiro Togawa