「ジョージが僕らにやらせることはイカれてる!」
新マックスとして逆さ吊りにされたトム・ハーディが激白。

オーストラリア出身、元医者という異色な経歴を持つジョージ・ミラー監督の最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、全世界でMAD旋風を巻き起こしている。12年の歳月を費やし、アフリカのナミビア砂漠で半年以上の撮影期間で完成した、ジョージ・ミラーの妥協なき世界。今回、監督の8年振りの来日を記念し、トム・ハーディ、シャーリーズ・セロンらを始めとするキャストたち、監督自らが語る特別映像が解禁となった。
http://youtu.be/YpNhEfCCALk

「斬新なカーチェイス映画を生んだジョージ・ミラーが再び世界を震わせた」と語るのは、主人公マックス役をつとめるトム・ハーディだ。監督が「新たに創り上げた世界では、想像を超えた体験が待っている」と微笑むのは、反逆の女戦士フュリオサを演じきったシャーリーズ・セロン。全身白塗りのニュークスを体現したイケメン俳優のニコラス・ホルトは、「監督のこだわりが詰まった映画」だと断言する。捕らわれの女たち”ワイブス“のリーダー的存在スプレンディド役のロージー・ハンティントン・ホワイトリーは、「映画界の名匠が描く世界に6ヶ月間も浸って幸せだった」と振り返る。

キャストたちに慕われるジョージ・ミラー監督が、本作の着想について「約12年前、ロスからシドニーへの機内で、突然この映画の構想が浮かんだ」と語る。そして、飛行機がシドニーに到着するまでに、「マッドマックスの再起動を決意」していた。「今なら最新技術を利用し、本物の人と車で混沌とした世界を描ける」と確信した監督は、一切ブレのないクリエイター・マインドで映画化へと突き進んだ。
「ずっと動き続ける設定でのストーリー展開はとても難しいもの。でも、ジョージはやってのける」と語るのはシャーリーズ・セロンだ。映像では、超小型カメラなど、最新技術を駆使してのメイキングシーンが紹介されていく。

現場で監督から「運転できるのは?」と問われているのは、レニー・クラビッツの娘で、ワイブスの1人トースト役のアビー・クラビッツ。「ジョージは天才よ。全身全霊でとことんこだわるの」と、砂漠での過酷な現場を振り返る。35年以上のつきあいになるプロデューサーのダグ・ミッチェルは、監督は「一度も楽な道を選んだことがない」と断言、その揺るぎないクリエイターとしてのブレない資質を讃える。
逆さ吊りにされ、地面すれすれの撮影シーンに挑む姿が紹介されるトム・ハーディは、「ジョージが僕らにやらせることはイカれてる。でも出来上がりは最高だ」と真顔で答える。「彼は車を横転させ、爆破し、あり得ない高さまで僕らを吊り上げる。彼はそれを半年間、妥協せずに続けた」という。確かに、完成した本編映像のスリルに満ちたシーンを見れば、ハーデイの言葉に誰もが納得するはずだ。

シャーリーズ・セロンが、「ジョージが創った世界は、今までのファンも、若い世代も魅了する」と断言し、「監督の想像力に度肝を抜かれるはず」だとトム・ハーディが結ぶ。二人の言葉を裏付けるかのように、世界規模で公開されるや40カ国で初登場1位を記録、全世界興収No.1となる大ヒットを記録した。
6月4日にはジョージ・ミラー監督が、約8年振りとなる来日を予定している。ジャパンプレミアに降臨し、翌日には記者会見に臨む予定だ。

全世界でMADな熱狂を生んでいるジョージ・ミラー監督、最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、6月20日(土)より、全国ロードショーとなる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa