毎回満場のお客様を迎えて大人気の新文芸坐×アニメスタイルセレクション「押井守映画祭2015」ですが、ついに第四夜の開催が決定しました。日程は6月20日(土)、長編2作に加えて激レア短編5作をラインナップする、題して「カルト編」をお届けします。
 上映作品は、『立喰師列伝』と『アサルトガールズ』の二作を筆頭に、『女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀 -パレスチナ死闘篇-』、『真・女立喰師列伝/金魚姫 鼈甲飴の有理』、『真・女立喰師列伝/ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子』、『斬〜KILL〜/ASSAULT GIRL 2』という各シリーズの短編が一堂に会します。そしてもう一作、異色のガンアクション『KILLERS/.50 Woman』が華を添え、過去に例のない驚愕のプログラムに仕上がりました。
 オムニバス作品の一部だけを上映するだけでも異例ですが、すべての関連作が勢揃いしたことも含めて、ここまで極まったディープな特集上映はもう二度とないかもしれません。
 企画の発端は押井守監督が熱望したもので、それらは世間から黙殺されるような超マイナーな作品群なのかもしれませんが、 『立喰師列伝』シリーズが押井守のライフワークだった時期があること、そして『アサルトガール』シリーズが「甲冑映画」というコンセプトを伴い、公開待機中の新作『GARM WARS The Last Druid』につながる試みであったことなど、これもまた押井ワールドの神髄なのだと言っても過言ではありません。
 さて、期待のゲストですが、今回は押井守監督のほか、『真・女立喰師列伝』や『アサルトガールズ』に出演された女優の佐伯日菜子さんにもお越しいただき、押井流の女優論や演出術に迫ったトークショーを予定しています。
 「押井守映画祭2015」は押井守監督のアニメ、実写の代表作を上映する連続企画です。昔からのファンばかりでなく、押井守ビギナーの方々にも個性的な監督作品と出会うきっかけになって欲しいと、そんな想いでプログラムを組んでいます。
 なお、この第四夜をもって押井守特集は一旦の最終回を迎えます。次回は「押井守映画祭2016」(開催日未定)になりますので、この機会をどうぞお見逃しなく。前売券は5月30日(土)から、新文芸坐とチケットぴあにて販売スタートです!

■イベント概要
 新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol.69
 押井守映画祭2015 第三夜「カルト編」
 【日 時】 2015年6月20日(土)
開場22:00/開演22:15(終演予定4:50)
 【会 場】 新文芸坐(東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F)  TEL.03-3971-9422
池袋駅東口徒歩3分  http://www.shin-bungeiza.com/
 【特別料金】一般3000円/前売・友の会2800円
前売券は劇場窓口・チケットぴあにて、5月30日(土)より販売開始!
 【ゲスト】 押井守(映画監督)、佐伯日菜子(女優)
小黒祐一郎(アニメスタイル)、桑島龍一(プランナー/ライター)
 【作 品】『立喰師列伝』(2006年/104分/35mm)
『KILLERS/.50 Woman』(2002年/18分)
『女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀 -パレスチナ死闘篇-』(2006年/23分)
『真・女立喰師列伝/金魚姫 鼈甲飴の有理』(2007年/15分)
『真・女立喰師列伝/ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子』(2007年/8分)
『斬〜KILL〜/ASSAULT GIRL 2』(2008年/11分)
『アサルトガールズ』(2010年/70分/35mm)
※『立喰師列伝』『アサルトガールズ』は35mmフィルム、他の作品はDVD上映となります。
※上映順は変更になる場合があります。
 【備 考】 オールナイト上映につき18歳未満の方は入場不可です。
トークショーの撮影・録音は禁止です。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa