2012 年にブロードウェイ公演の「シカゴ」に主演した 米倉涼子は、この「ピピン」の大ファンで、2013 年のリバイ バル版初演時にもニューヨークで観劇している。「シカゴ」と 「ピピン」の共通点は、2作品ともブロードウェイの鬼才ボブ・ フォッシーによる名作のリバイバル(再演)であるということ。

ボブ・フォッシーは、自身のキャリアはダンサーから始まり、 振付、舞台演出、そして映画「キャバレー」や「オール・ザッ ト・ジャズ」を生んだ映画監督となり、1987 年に 60 歳で他
界した。1973 年には「ピピン」(初演時)でトニー賞、「キャバレー」でアカデミー賞、「ライザ・ウィズ・ ア・Z」でエミー賞の三冠に輝き、舞台芸術と映像分野で、米エンターテイメント界の伝説となった。
彼の独特な振付「フォッシー・スタイル」は、ブロードウェイやダンス界でもひとつのジャンルとして確 立され、世界中の多くの人々を魅了している。米倉もフォッシーの魅力にとりつかれた 1 人であり、この 度の「ピピン」オフィシャルサポーターに就任する最大の要因となった。
9 月に来日公演を行う「ピピン」は、1972 年のフォッシー作品の新演出(リバイバル)版で、前述したフォ ッシー・スタイルの要素に、サーカスを取り入れた斬新さで話題となり、トニー賞も受賞した作品。米倉は、
 来日するカンパニーをいち早く観て取材を行うために公演が行 われている米国ノース・カロライナ州シャーロットへ飛んだ。演出のダイアン・パウラスが「ブロードウェイよりさらに研ぎ澄 まされた出来」と自負するカンパニーによる「ピピン」を観た米 倉は「ブロードウェイで観たよりも更に良かった」と驚嘆した。
 ピピン王子が自分探しの旅へ出て、戦争や恋愛など様々な経験を 積んで、最後に自分にとって真に大切なものを見出す、というの が「ピピン」のストーリー。米倉は、ニューヨークとシャーロッ トの「ピピン」の旅で、自身のキャリアを振り返り、特別番組の カメラに語る。
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《オフィシャルサポーター 米倉涼子 コメント》

すごく楽しかったです。素晴らしい音楽に加えて、ダンスや、歌唱力、衣裳、ライティング、 サーカス要素など、見どころが沢山あって、とにかく満足!です。
主役のピピンの心情が、英語がわからなくても、紙芝居のように、彼が今どんな気持ちでいるのかが良 く分かります。もしも私が舞台に立っていたら、えらいこっちゃ、と思って見てました(笑)
主演の方もサーカスをやっているし、歌も、フォッシー・スタイルのダンスも多いし、お話をリードし ていかなければならないので、とても大変だなと…。
とにかくピピン、凄かったです!
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★特別番組放送予定
~ブロードウェイの舞台から3年~ 米倉涼子が出会った新たなミュージカル「ピピン」(仮)
BS フジ 7/26(日)14:00~14:55

米倉涼子が、ニューヨークとシャーロットの「ピピン」の旅で、 自身のキャリアを振り返り、特別番組のカメラに語る。

ブロードウェイミュージカル「ピピン」作品紹介
トニー賞 5 冠に輝き、ブロードウェイに衝撃と興奮をもたらした『ピピン』初演版(’72 年)。 その傑作が 2013 年、息をのむほどエキサイティングな新演出でブロードウェイに復活し、同年のトニー 賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品を含む 4 部門のほか、同年の主要演劇賞を独占!フォッシ ー・スタイルの魅惑的なダンスと、シルク・ドゥ・ソレイユ出身のアートサーカス集団のアーティストが手 掛けたスリリングなサーカスアクロバットに加え、壮大なイリュージョンを駆使した演出は、『ピピン』の 物語と見事に融合し、豪華絢爛なスペクタクルが誕生!ブロードウェイ、そして全米で、多くの観客と評論 家たちを興奮と熱狂に包んだ新たな伝説的作品が、アジア圏では初となるこの来日公演で、新たな忘れられ ない感動体験を約束する!

公演名:ブロードウェイミュージカル「ピピン」

日程:2015年9月4日(金)~9月20日(日)(全21回)

会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ 11F)

チケット発売=5 月 23 日(土)
S 席 13,000 円、A 席 11,000 円、B 席 9,000 円 出演:アメリカカンパニー ※生演奏・英語上演・日本語字幕あり 主催:フジテレビジョン/キョードー東京/ローソンチケット 後援:アメリカ大使館
(問)キョードー東京 0570-550-799 (平日 11-18 時、土日休 10-18 時)
公式 HP:http://www.pippin2015.jp

執筆者

Yasuhiro Togawa