12世紀、十字軍の騎士として一騎当千の活躍により「最強」の名を手に入れた二人の男。
しかし彼らはその無益な戦いに疲れ果て、極東・中国の地へ旅立った—。
主人公のガレイン役には『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞し、演技派俳優として不動の地位を築き、今なお立て続けに主演作の公開が控えるニコラス・ケイジ。
本作ではまさに自らの映画史を塗り替えるほどの侠気と濃度を込めた熱演を見せつけている。
同じく「最強」と呼ばれながら師であるガレインと道を違えた相棒・ジェイコブ役には、『スター・ウォーズ』シリーズでアナキン・スカイウォーカーを演じ、ゴールデン・グローブ賞ノミネート経験を持つヘイデン・クリステンセンがW主演を務める。

今回解禁となった予告編は、ガレインとジェイコブの十字軍時代の戦いに明け暮れた日々の姿から始まる。
そして時を経て、極東・中国王朝の跡継ぎ争いという名の反乱に奇しくもその身を投じることになった二人。
王朝の皇子とその姉を助ける中で、反乱を起こした長男シン(アンディ・オン)との最終局面を迎える—。
十字軍という大義名分を掲げて殺戮を繰り返す日々に消耗し、一度は絶った闘争心。
彼らはなぜ再び剣を取り、闘うのか。義理人情、侠気といった“用心棒ジャンル”を踏襲し、愛・勇気・感動の要素を備えながら、そこには今までに描かれたことのない「男の生きざま」が顔をのぞかせている。
「マカロニ・イースタン」とも呼ばれる本作は、今、この時代だからこそ生まれ得た作品とも言えよう。
自らの居場所を求めて懸命に闘う彼らの姿は、現代を生きる我々にとっても胸を熱くさせるものがあるはずだ。
また、『ラスト・サムライ』等、多くのハリウッド大作で迫力に満ちたアクションを演出(スタント・コーディネート)してきたニック・パウエル監督による凄まじいソードアクションも、映画ファン必見の出来栄えとなっている。
『ザ・レジェンド』は6月12日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー。

■映画公式サイト:http://www.the-legend.jp
■『ザ・レジェンド』予告(Youtube)公式URL:http://youtu.be/9ejoDQ1AR28

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執筆者

Yasuhiro Togawa