ディズニーが総力を結集して実写映画化した「シンデレラ」がGWが明けても引き続き好調をキープ。公開4週目となる週末2日間(5月16日(土)、17日(日))の興行収入は約3億1,491万円、動員は約23万4,000人を記録し、4週連続での映画興行収入ランキング1位となった。5月17日(日)までの累計興行収入は約40億140万円、累計動員数は約316万人を記録し、2015年に公開されたすべての映画で興行収入1位となった。また全世界興行収入も約5億2,102万ドル(5月18日現在BOXOFFICE MOJO調べ)となっており、『シンデレラ』の勢いがどこまで続くのか、今後もまだまだその動向に注目が集まる。

本作は、シンデレラが小さな勇気から大きな幸せをつかんでいく感動の物語を、シンデレラの煌びやかな世界観をそのままに、絢爛豪華なセットと衣装で見事に描き切った作品。
シンデレラを通して綴られる心洗われるような美しいストーリーに、涙を流す観客が続出している。興行収入が前週比95%という高いホールドを維持している裏付けとなっているのは、数多くの高評価の口コミだ。カップルで観たという女性は「吹き替え版見たら本当に素敵だったから字幕も観にきた。」といったコメントや「嫁、シンデレラ6回目なう。」とツイートしている強者リピーターも。また、5月15日(金)にはテレビ番組で高畑充希と城田優がそれぞれシンデレラと王子の衣装で登場し、シンデレラの主題歌「夢はひそかに」を熱唱。“いつか必ず出会う 私の光 愛を信じてる”。高畑と城田が見つめ合い、美しい調べをうっとりと歌い上げる名演に、「吹き替え版の歌やばそう!もう一回シンデレラ観る!」などのツイートが多数となり、「アナ雪」に続き、再び歌声でも日本中を魅了している。

関連グッズの販売も好調だ。大人向けのアイテムから幼児向けのものなど、ファッションやアクセサリー、化粧品や書籍、食品・飲料など多岐にわたる関連商品が多数発売され、ガラスの靴をイメージしたパンプスを販売したダイアナでは商品が完売したほか、シンデレラをイメージしたドレスを期間限定販売したジル・スチュアートでもほぼ完売。シンデレラのチャームなどを販売しているアガットでは特に蝶や靴のモチーフが人気となっており、同じくK-UNOではガラスの靴のモチーフネックレスが好調となるなど、シンデレラの象徴を象ったアイテムが人気となっているそうだ。また、ディズニーストアでは、ディズニーツムツムのシンデレラツムが大好評で、ほぼ完売となっている。

映画の枠を超えたムーブメントとなった“シンデレラ”現象。まだまだ“12時の鐘”は鳴りそうにない。
映画『シンデレラ』は全国大ヒット上映中。

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執筆者

Yasuhiro Togawa