富山県射水市(いみずし)の新湊曳山まつりでは、祭りに参加して曳山を曳くことを「つながる」と言います。約20人もの曳き手によって高さ約8m、長さ約7mにもなる大きな山車が曳かれていくその様は、力を合わせること=魂を重ねることの素晴らしさに満ち溢れています。江戸時代より約350年もの間続く曳山まつりは新湊の人々にとって、年に一度は必ずやってくる大切な日です。そんな新湊曳山まつり本番までの日々の中、不思議なエネルギーに突き動かされる人々を描いたオリジナルストーリーがこの度映画化されます。

3月から富山・新湊を中心に撮影が行われている本作ですが、このGWに物語のクライマックスにあたる重要なシーンの撮影が敢行されました!本来であれば、毎年10月1日に開催される「新湊曳山まつり」を完全再現。5月2日、3日、6日の3日間に行われた撮影に関わったエキストラ・スタッフは延べ1,400人。さらに、一目この撮影を見ようと駆けつけた見物客を合わせた総人数はなんと3,000人にも及び、本物の祭りさながらの賑わいぶりをみせました。
本作で初共演となる、竹野内豊と江口洋介。最初は相容れなかった二人が、この新湊曳山まつりを通じて分かち合うという大切なシーンの撮影の為、リハーサルから鬼気迫る表情で真剣に臨んでいました。この祭りの最大の目玉は夜。曳山と呼ばれる山車に提灯をつけて練り歩くという【提灯山】です。海と川に挟まれ情緒溢れる港町である新湊。1基の最大重量は約8トンにもなるという曳山が7基も曳かれていく光景が内川の川面に反射され、今まで見たことの無いような熱狂的、かつ幻想的なシーンが撮影されました。

竹野内豊コメント:

新湊の方々の協力を得て、やっとこの撮影に挑むことができました。ここに来る前に、新湊は日本のベニスと呼ばれるほど風情のある美しい街だと石橋監督から聞いていて、その監督が長年温めてきた映画を作れることが本当に幸せです。江口さんとは初共演で、頼れる兄貴といった感じです。初めてロケ現場に入ったときは地元の人と勘違いしてしまいました(笑)。初めて曳山を見たときは鳥肌が立つほどでした。祭りを知らない日本の方のみならず、世界中の方々に映画を通してこの祭りを知ってもらいたいですね。監督が何を伝えたいのか、実際に曳山を曳いて見なければわからない、言葉では理解できない感情を伝えていければと思います。今から仕上がりが楽しみです。

江口洋介コメント:

新湊の町の方、そして曳き手の方々は、本当にこの祭りに対して愛情がありますので、(その期待に応えるように)どうこの映画を撮っていくのか監督と話し合い、ようやくこのシーンの撮影にたどり着きました。皆さんと共に作り上げた映画になっていると思います。僕の演じる役は漁師の役ですけど、何度も富山を訪れ、現地の方々の生活を実際に間近に見て、役に馴染んでいきました。竹野内くんともストーリーを重ねるごとに一緒に飲み行く回数も増えていきました(笑)。この350年続く曳山、提灯山なんて海外の人が見たら圧巻だと思いますし、同じ日本人ならDNAの中に組み込まれていると思います。日常では感じ取れないこの感情の高ぶりを是非大きいスクリーンで沢山の方々に観ていただきたいですね。

2016年1月全国東宝系にて公開!

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執筆者

Yasuhiro Togawa