12月4日に日本公開が決定している「007」シリーズ最新作『007 スペクター』の日本版ポスターが解禁され、GWスタートの4月29日に全国劇場で展開されました。

 すでに先行公開されている、ボンドが右手にワルサーPPKを携え、まっすぐにこちらを見据えるブルーアイズが印象的な本ポスターですが、カラー・バージョンとモノクロ・バージョンの両方が劇場で連貼りされています(一部劇場を除く)。同時にカラー、モノクロ両面のチラシも劇場に置かれています。  

 昨年12月8日にクランクインし、イギリス ロンドン、オーストリア ソルデンからイタリア ローマ、スペイン マドリッドへとロケ地を変え、現在007の撮影スタジオとして伝統あるロンドンのパインウッドスタジオで、いよいよその撮影は大詰めを迎えています。クランクインから4か月以上経過してもなおそのストーリーは謎に包まれたままですが、サム・メンデス監督は「ボンドの幼少期に関わる重要な秘密。その壮大なテーマを知ったとき『撮らなくては』と思ったのです」と語っています。前作で自らの出生の地“スカイフォール”に戻ったボンドは、今回は少年時代の秘密と対峙することになり、それが今回のタイトルであり、誰もが知っているボンドの宿敵「スペクター」とどうつながるのか。そして、このカラー、モノクロ2バージョンには何か意味があるのか。

 『007 スペクター』は、パインウッドスタジオの後、モロッコのタンジールで撮影予定です。公開まで今後も少しずつ明かされていくであろう『007 スペクター』から、ファンは片時も目が離せそうにありません。

 2015年ナンバーワンの話題作となること必至の“ジェームズ・ボンド最新作”『007 スペクター』。公開までその動向に引き続きご注目ください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa