2013年公開の『陽なたのアオシグレ』で話題を呼んだスタジオコロリドによる劇場最新作『台風のノルダ』が2015年6月5日(金)より全国公開することが決定いたしました。
 スタジオコロリドは、ショートアニメ『フミコの告白』で第14 回文化庁メディア芸術祭優秀賞他数々の賞を受賞した石田祐康(26)をはじめ20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するスタジオ。彼らが前作『陽なたのアオシグレ』以来2年ぶりに世に送り出すのは、とある離島、文化祭前日の中学校を舞台にした少年同士の友情物語です。
監督は、スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』にアニメーターとして参加した実績を持つ、新井陽次郎氏。本作で劇場作品監督デビューを飾ります。

この度、主人公の少年、東(あずま)役の声優に、話題作に続々出演しめまぐるしい活躍ぶりで今注目度NO.1の若手俳優、野村周平(21)が決定致しました。野村自身初の声優という大抜擢です!
先日行われたアフレコ収録について、「本当に難しくて、改めて声優のみなさんはすごいと思った」と語りつつも、息遣いでアドリブにも挑戦するなど工夫を重ね、繊細な東を見事に表現しています。
また、「アミューズオーディションフェス2014」で32214名の中からグランプリに選ばれた清原果耶(13)がノルダ役に、同オーディションフェスで俳優・モデル部門受賞の金子大地(18)が東の友人、西条役の声優に決定し、フレッシュな顔ぶれが揃って物語に息吹を吹き込みます。
合わせて、本作の主題歌を今注目のロックバンド、Galileo Galileiが担当すること決定いたしました。2011年からフジテレビ・ノイタミナ枠で放送され、「あの花」ブームを巻き起こしたアニメ『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』の主題歌を担当し、音楽ファンはもちろん、アニメファンからも熱い支持を受ける彼らですが、なんと本作のために新曲を書きおろし!新曲の題名は『嵐のあとで』。文化祭前日の学校を襲う台風と共に現れた不思議な少女ノルダと少年たちの物語を彩ります。

ーーー野村周平 アフレコを終えてのコメント
★実際にアフレコをやってみて
『アフレコという仕事は、絵が用意されていて自分の気持ちを優先にできるかと思っていたけど、意外とそうではなかった(笑)オーバーに言わなくてはならないところがあったり、普段は声を出さなくていいところで、声を出さなきゃいけなかったりして、とても勉強になった。声だけだと気持ちが乗らないのではと気になっていたのだが、意外とそうでもなかった。逆に力が入りすぎてしまった部分もあって。その辺のさじ加減が難しかった。自分は役者なので、演技しているとどうしても体が動いてしまって、NGになっちゃうこともあったので、今後気を付けたい。』
★みなさんへメッセージ
『「台風のノルダ」は僕が初めて声優にチャレンジさせていただいた作品です。ストーリーも面白いものになっていますし、どのジャンルを好きな方も楽しめる作品になっていますので、ぜひ観てください!』

−−−野村周平さんの起用理由、アフレコ後の感想 (by.新井陽次郎監督)
『声優ではなく俳優の方に依頼することについては、素の演技での「生っぽさ」を求めていた。サンプル映像をみて、野村さんの自然体な感じが主人公の東にすごく合うと感じた。東は思っていることを表に出さないで内に秘めているキャラクター。その素直になりきれないもどかしさを演じるのは難しいと思うが、ぜひ野村さんにお願いできればと思った。』
〜アフレコ後の感想〜
東の繊細さが出ていてよかったと思います。表に出していない感情をうまく表現してくれました。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53304

執筆者

Yasuhiro Togawa