今からちょうど50年前の1965年、黒人の選挙権を求め決行されたセルマからモンゴメリへのデモ行進。先頭に立ったのは、マーティン・ルーサー・キング・Jr.=キング牧師。本作は、彼の号令のもと、黒人や白人ら3万人もの人々が集まり、ただ歩くことで、ジョンソン大統領を、アメリカを、そして歴史をも動かした世紀の大行進を感動的に描き上げます。
キング牧師を演じるのは、本作で多くの賞に輝いているデヴィッド・オイェロウォ(『大統領の執事の涙』)。脇を固めるのは、ティム・ロス、トム・ウィルキンソン、オプラ・ウィンフリーら、超ベテラン俳優たち。また、本年度アカデミー賞で主題歌賞に輝いたコモン&ジョン・レジェンドによる「Glory」の感動的なパフォーマンスも記憶に新しいかと思います。史上初めて描かれる、キング牧師の感動の実話。

<STORY> 
1965年3月7日、黒人の選挙権を求める525人が、マーティン・ルーサー・キングJr.牧師と共にアラバマ州セルマで立ち上がった。彼らは非暴力を貫きデモ行進を行うが、白人知事率いる州警察の暴力的鎮圧に、わずか6ブロックで妨げられてしまう。しかし“血の日曜日事件”として全米のニュースに流れたその映像は、人種をまたぎ、全国の同士たちの心に火をつける。2週間後、再び抗議のデモ行進が計画される。日々増え続ける参加者数は2.5万人にまで膨れ上がり、やがてその行進は、米国大統領を巻き込み、世論を、そして世界をも突き動かしていく——。

6月19日(金) TOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開

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執筆者

Yasuhiro Togawa