この度、ジャ・ジャンクー監督の最新作「山河故人」(原題)が、5月13日より開催される第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて正式上映されることが決定いたしました。

ジャ・ジャンクー監督作品としては、『青の稲妻』『四川のうた』『罪の手ざわり』に続いて、4作目のカンヌ国際映画祭コンペ部門上映となります。2013年の『罪の手ざわり』は脚本賞を受賞。また、昨年のカンヌ国際映画祭ではコンペ部門の審査員を務めました。

 1999年山西省、一人の女教師と、彼女に想いを寄せる二人の男。彼ら三人の人生を、2014年、そして2025年と、三つの時代と社会を通して描く壮大なる人間ドラマである本作は、ジャ・ジャンクーにとって初めて海外ロケ(オーストラリア)を敢行した作品でもあります。
 また、ジャ・ジャンクー監督は先日発表された、フランス監督協会による「黄金の馬車賞」を受賞しており、今年のカンヌ国際映画祭の監督週間の枠内において、5月14日に賞の授与式及び受賞記念として『プラットホーム』の上映が行われます。

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執筆者

Yasuhiro Togawa