小学館「月刊フラワーズ」にて大人気連載中、発行部数累計250万部を誇る吉田秋生のコミック「海街diary」。是枝裕和監督による映画化が決定となり2015年6月13日より映画『海街diary』として公開となります。
吉田秋生(よしだあきみ)による原作「海街diary」(小学館「月刊フラワーズ」連載中)は、2006年8月号よりシリーズ連載され現在既刊6巻。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した大人気ベストセラー・コミックス。鎌倉の祖母の残した家で暮らしていた3姉妹のもとに、幼いころに別れたきりだった父が残した“異母妹”を迎えることになり…。海の見える街に暮らす姉妹たちの織り成す清新でリアルな家族の絆の物語です。
本作の監督を熱望し、映像化に挑むのは、『そして父になる』で昨年第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞し、世界中からその新作を待ち焦がれられる是枝裕和監督。オリジナル作品を多く手掛ける是枝監督がどうしても自身で映像化したいと熱望した企画となります。

この度、映画『海街diary』が一冊の写真集として、5月22日(金)より青幻舎より発売されることが決定!本書内に収録される写真が先行で到着いたしました!
本作の撮影監督を務めたのは、前作『そして父になる』に引き続き写真家の瀧本幹也。本書は映画を撮影する過程で瀧本によって記録された写真で構成され、映画同様、四姉妹の瑞々しい演技と鎌倉の四季折々の美しい風景が織りなすかけがえのない時間が、余すところなく収められています。
写真集には家の縁側で昼寝をする四姉妹の姿や、長女・幸が四女・すずの髪を切る様子など、映画にはないシーンも収録。そこには映画ということを一瞬忘れさせられるような、四姉妹の日常があります。また、映画に負けない贅沢な作りも写真集の見所のひとつ。この写真集のために染められた“海街カラー”の布を表紙に使ったハードカバーのブックデザインは本作のアートディレクターを務める森本千絵によるもので、大切にしたい一冊に相応しいものになっています。映画の世界が永遠になる、もうひとつの「海街diary」ともいうべき、特別な写真集に仕上がっています。

<書籍データ>
書名:写真集「海街diary」 出版社:青幻舎
著者:瀧本幹也/判型:A4判・上製(クロス装)/総頁:104頁(オールカラー)/定価:本体3,200円+税
発売日:2015年5月22日 

<著者プロフィール>
瀧本 幹也(たきもと みきや)
1974年生まれ。愛知県生まれ。広告写真を中心に活動。
主な受賞歴にNY ADC賞、東京ADC賞、カンヌ広告祭入賞など。著書に「SIGHTSEEING」、「LAND SPACE」他。カンヌ国際2013年公開の「そして父になる」では、自身初となる撮影監督を務めた。

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執筆者

Yasuhiro Togawa