東宝東和配給にて、3月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショーとなります、
“車椅子の天才物理学者”スティーヴン・ホーキング博士の半生と、
彼を支え続けた妻との純愛を描く感動のヒューマン・ラブストーリー
『博士と彼女のセオリー』(原題:The Theory of Everything)。

この度、1月11日(現地時間)に第72回ゴールデン・グローブ賞結果が発表され、
見事、主演男優賞(ドラマ部門)を含む2部門受賞いたしましたので、ご案内申し上げます。

ジェーン・ホーキング著『Travelling to Infinity: My Life with Stephen』の映画化である本作。
理論物理学者の立場から宇宙の起源の解明に挑み、現代宇宙論に
多大な影響を与えたスティーヴン・ホーキング博士を演じるのは、
『レ・ミゼラブル』で自由主義者の青年マリウスを演じたエディ・レッドメイン。
徐々に身体中の筋肉が衰える難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に
侵されていく難役を熱演し、新境地を開いています。

またホーキング博士を献身的に支える妻ジェーン役には、『アメイジング・スパイダーマン2』出演のフェリシティ・ジョーンズ。
余命2年と宣告を受けたホーキング博士との結婚を選び、希望を持ち続け共に困難を乗り越えようとする強い女性を好演しています。
監督は、ビルの谷間を綱渡りする大道芸人にスポットを当てた『マン・オン・ワイヤー』でアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したジェームズ・マーシュ。ホーキング夫妻の人生の節々に、ブラックホールや時間といったホーキング博士の研究テーマをシンクロさせた演出が、作品をより味わい深いものにしています。

今回、第72回ゴールデン・グローブ賞で堂々2部門受賞となった本作。
いよいよ1月15日(日本時間)に、第87回アカデミー賞ノミネート作品が発表となります。
その勢いで、アカデミー賞では何部門ノミネートとなるか!?
特に、エディ・レッドメインはアカデミー主演男優賞最有力候補との呼び声も高く、期待は高まります!

第72回ゴールデン・グローブ賞 受賞部門

●主演男優賞(ドラマ部門):エディ・レッドメイン

●作曲賞:ヨハン・ヨハンソン 

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【受賞スピーチ】
★エディ・レッドメイン(主演男優賞/ドラマ部門)
Oh my God!!なんてすごいことが起こっているんだろう・・・
ここにいられる事を心より感謝します。
主演男優賞にノミネートされた事自体が僕にとってすごい事でした。
これはとても大きな名誉です。(ホーキング家族は)私たちを信頼し、
彼らのストーリーを描くことを受け入れてくれた。
この映画をきっかけに情熱的でユーモアたっぷりのホーキング博士と出会い、
過ごせたことが僕の人生の中でかけがえのないものになりました。
監督、プロデューサーにお礼を、そしてフェリシティ・ジョーンズ、
とても素晴らしい女優が僕を支えてくれた。
素晴らしいチームに感謝したい。そして先日結婚したばかりの僕の妻にも。
彼女とは今回のLAにくることをハネムーンにしていたんだけど、
忘れられないハネムーン最後の夜になったよ。

★ヨハン・ヨハンソン(作曲賞)
この賞をいただけたことを本当に光栄に思います。
素晴らしい『博士と彼女のセオリー』という仕事をもらった時、
とてもスムーズに仕事をすることができました。
それは、素晴らしい脚本と俳優陣のおかげです。
監督のジェームズ・マーシュに、僕をこのチームに招いてくれたことを本当に感謝します。
そして、この作品に関わった全ての人、素晴らしいチーム、アイルランドと
デンマークにいる家族に感謝したいです。
また作曲するにあたり僕を支えてくれたこの喜びを音楽家や
技術者たちと分かち合いたいです。本当にありがとう!

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執筆者

Yasuhiro Togawa