山本政志監督作品『水の声を聞く』が第65回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門に正式招待されることが決定した。山本政志監督作品としては『闇のカーニバル』『ロビンソンの庭』『ジャンクフード』に続く4度目の選出。

カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並び世界三大映画祭のひとつに数えられるベルリン国際映画祭には、コンペティション部門、フォーラム部門、パノラマ部門、レトルスペクティブ部門、青少年映画部門、ドイツ映画部門の6つの公式部門があり、フォーラム部門は新人の発掘を目的にする他、実験映画やよりアヴァンギャルドな作品を選出する。昨年コンペティション部門に出品されていた山田洋次監督作品『小さいおうち』で黒木華が主演女優賞を受賞するなど、日本映画の躍進も目立つ。

『水の声を聞く』は2014年 第88回キネマ旬報ベスト・テン・日本映画ベスト・テンにて9位に選ばれ、今年3月に開催される香港国際映画祭への正式招待も決まっている。
1月24日から横浜・シネマ ジャック&ベティ、2月14日より大阪シネ・ヌーヴォなど全国順次公開中。

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執筆者

Yasuhiro Togawa