ティ・ジョイ配給にて2015年2月28日(土)より全国公開となります、ももいろクローバーZ主演×本広克行監督×平田オリザ原作の映画『幕が上がる』のポスターが到着いたしました。

今年8月に撮影が始まった本作も、ついに最終行程を終えて完成。スタジオでのダビング(音入れ作業)を終えた本広克行監督は完成直後に自身のTwitterやFacebookに「できた!できた!!できた!!!映画作品15作目はたくさんの人に勇気を与える事でしょう」と興奮気味に投稿し自信を覗かせています。そして明日12月27日(土)から映画館に投入されるポスタービジュアルもこの度お披露目となります。

全国大会を目指す弱小演劇部の奮闘を描く本作。ポスターの写真を選ぶにあたり、彼女たちの挑戦の姿や青春の一コマを最も感じられる1枚はどれか、プロデューサー陣や宣伝部総出で約3000点の場面スチールを徹底的に厳選。そして最終的に残された1枚の横顔を大胆に配したポスターとなりました。この横顔は、演劇部の部長である高橋さおり(百田夏菜子)が、日々の稽古や大会で勝負する演目の内容、そして演出・脚本担当としても演劇部を引っ張っていかなければならない自己との葛藤に悩みながらも、突破口を見出そうとひた走るシーンの一瞬を写真に収めたものです。
本編での高橋さおりの「私たちは、舞台の上でならどこまでも行ける」という、若者たちの無限の可能性を感じる台詞をキャッチコピーに使用、さらに、様々な想いを込めて本作を企画し、文字通り人生をかけて挑んだ本広監督に関するサブコピー「『踊る大捜査線』シリーズの本広監督が、人生をかけて描く青春映画」も配しています。

プロデューサーコメント

「映画がようやく完成しました。ももクロのファンの皆さんにも、そうでない人でも、お子様から大人まで、世代年代を問わず幅広い方々に共感し感動してもらえる青春映画を目指し、本広監督はじめ皆で作ってきました。ポスターも同じように、その二度とない瞬間の一コマに”普遍的な青春像”を感じられるものを目指しました。」
—『幕が上がる』プロデューサー 片山怜子

弱小の高校演劇部が、元・学生演劇の女王だった新任の先生と共に、全国大会を目指す—。
日本が誇る劇作家、平田オリザ氏の手による青春小説「幕が上がる」が、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督により映画化、さらに舞台化されることが決定致しました。弱小演劇部の少女たちが全国大会を目指し、本当の喜び、本当の悲しみ、本当に大切なことに気づき、きらめいていく本作。主演である演劇部の高校生たちには「今、もっとも輝いている少女たちに演じてもらいたい」という両者の想いからベストキャストを模索した結果、大抜擢されたのが、ももいろクローバーZの5人。圧倒的なライブパフォーマンス、従来のアイドルから一線を画すドラマティカルな成長、そんな彼女達から放たれる輝きが、『幕が上がる』の登場人物に重なり、映画、そして舞台へと昇華致します。映画版では、演劇部を指導し全国大会へと牽引する新任先生役に『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞したことも記憶に新しい黒木華が出演。元・学生演劇の女王という役柄と、自身の演技に没頭した学生時代が重なります。映画版の撮影は2014年8月22日(金)から静岡県富士宮市などで行われ、10月8日(水)にクランクアップ。現在ポストプロダクション中で、2015年2月28日(土)より全国公開となります。舞台版は映画版と同様、本広克行監督の演出、ももいろクローバーZの5人の主演により2015年5月の公演予定です。等身大の高校生から大人まで、あらゆる世代から称賛を得る『幕が上がる』の映画化と舞台化に是非ご期待下さい。

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執筆者

Yasuhiro Togawa