この度、1947年にメゾンが設立されて以来、多くの人々を魅了して止まない老舗ブランド「クリスチャン・ディオール」が、全面協力のもとで初めて公開されるビッグメゾンの裏側を追ったドキュメンタリー映画、『ディオールと私』
(原題:Dior&I)が、創始者クリスチャン・ディオール氏生誕110周年となる来年2015年3月にBunkamuraル・シネマ他全国順次公開される運びとなりました。

誰もが憧れる老舗ブランド、「クリスチャン・ディオール」。1905年フランスの小さな町グランヴィルで生まれたクリスチャン・ディオールの初めてのコレクション発表は、1947年2月12日。それから65年後の2012年、新しくデザイナーに就任したのは、オートクチュール未経験のラフ・シモンズ。ベルギー出身、自身の男性ブランド、そしてジル・サンダーで活躍する彼の抜擢は、ファッション業界を驚かせた。そして、それはパリ・ディオールのアトリエで働く経験豊かなお針子たちにとっては新たな挑戦の始まりとなった。パリ・コレクションまでに与えられた時間は異例の8週間、それは通常4〜6ヶ月の準備期間の半分以下で54体のオートクチュールを完成させなければならないということ。ラフが提案する斬新なアイディアとデザインをもとに、寝る間も惜しんで一枚の布にディオールの魂を吹き込むお針子たち。エレガンスなドレスに隠された、デザイナーと職人たちの誇りと情熱をかけた戦いは、観るものすべてを魅了する。
1947年クリスチャン・ディオールのメゾン設立以来、初めてカメラの潜入を許され、撮影した本作。
世界が注目するディオール・オートクチュールの舞台裏に迫る感動の“ドラマティック・リアル・ストーリー”

 
◆オートクチュールの舞台裏に迫った、本作のポスタービジュアルが遂に解禁。

この度解禁されるポスタービジュアルでは、ディオールの宝である“パリ・アトリエ”で、一つのドレスを見つめているディオール新任デザイナーのラフ・シモンズの姿がある。カメラ嫌いでも知られるラフの真剣な表情は、華麗なオートクチュールの舞台裏で、計り知れない重圧と悩みが存在している事を物語っている。ディオールの全面協力のもと撮影された本作は、ラフ・シモンズ、アトリエ・スタッフへの尊敬の意を表し、原題の『Dior&I』を主張するように採用されたデザインとなっている。そしてメインコピーである“そのドレスは世界を魅了する”の意味は、本作を観た者にとって、それぞれ違った解釈になるだろう。

◆合わせて、本作の見所が集約された本予告が解禁。

そして合わせて解禁される予告では、昼夜を問わずラフ・シモンズ、お針子たちを追い、彼らの緊張、心配、疲労、そして歓喜の姿が垣間見る事ができる。そのどれもが美しく、貴重な映像である本作は、ディオールの宝である“パリ・アトリエ”だけでなく、クリエイティブに携わる人々、ひとつのプロジェクトを完成させるという同じ志をもつ者たちへの敬意を込めたものであり、その一瞬一瞬に目が離せない。そして、ディオールのドキュメンタリーである本作だからこそ絶妙なハーモニーを生んでいる美しき音楽は、聴く者を誘惑する。本予告は、作品の魅力を余す事無く集約した映像として仕上がっており、本編への期待をさせる。

予告編::http://youtu.be/j8ZJJUWILWE

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執筆者

Yasuhiro Togawa