GAINAXは、同社の創立30周年企画作品として「蒼きウル」の制作を開始しました。同社の劇場版アニメーション作品「王立宇宙軍〜オネアミスの翼」(1987)の後の世界が描かれます。山賀博之が監督・脚本を担当し、「新世紀エヴァンゲリオン」などの貞本義行がキャラクターデザインを手掛けます。

2015年春に先行短編であるOverture版、そして2018年には本編の世界同時公開が予定されています。

今回の「蒼きウル」の製作にあたっては、日本で多用される製作委員会方式をとらず、シンガポールにLLP(名称:Uru in Blue LLP)を設立しました。このLLPを製作主体として世界中から資金と人材を集め、世界市場を狙うオリジナル劇場版アニメーションを製作します。

監督の山賀博之は、「『蒼きウル』はGAINAXにとっても特別な作品。技術的にも制作方式についても新機軸を打ち出していきます。世界中の新しい技術を使い、世界中の優れたクリエイターたちと一緒に制作していきたい」と語っています。

制作の概要については2014年12月5日から3日間シンガポールで行われるAnime Festival Asia 2014で発表されます。

(※)LLPとは
リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップ(Limited Liability Partnership)の略称。
特定の事業を目的とする組合契約を基礎に形成された企業組織体。

Facebook: https://www.facebook.com/aokiuru.gainax

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執筆者

Yasuhiro Togawa