本作の主演女優のジュリアン・ムーアが、アカデミー賞の前哨戦とも言われる、幾多の全米映画賞の中で既に4つの主演女優賞を受賞し、最有力との呼び声高い話題作“STILL ALICE原題”が、キノフィルムズ配給により、『アリスのままで』として2015年6月下旬より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他全国ロードショーが決定致しました。

50歳にして若年性アルツハイマーと診断されたアリス。
日々記憶を失っていく彼女は、あとどれくらいアリスでいられるのだろうか-—
愛する妻が、尊敬する母を、私たち家族は、ただ、黙って見守るしかできないのか・・・

ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる言語学者のアリスは50歳。ある日の講義中に、突然言葉が思い出せなくなり、ジョギング中に自宅への帰り道すらも分からなくなっていく。 その彼女の病名は若年性アルツハイマーと診断される・・・ 家族の介護も空しく、アリスからは、日々、記憶や知識が抜け落ちていく中、ある日アリスは、パソコンに、かつての自分からのビデオメッセージを発見する。 画面の自分が口にする事に従おうとする彼女。 自分が自分であり続けるために、かつてのアリスが託したメッセージとは・・・?
原作は全米を感動と涙で包み込んだベストセラー小説「静かなアリス」。本作の監督はリチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウエストモアランドの2人。グラッツァー自身も、ALS(筋委縮性側索硬化症)という病気と闘いながらの撮影となった。キャストは、主人公のアリスを、ナショナル・ボード・オブ・レビューの主演女優賞など4つの女優部門で受賞のジュリアン・ムーアが演じ、夫のジョンには『ブルージャスミン』『ディパーテッド』のアレック・ボールドウィン、長女のアンナを『スーパーマン・リターンズ』のケイト・ボスワース、次女リディアを『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートとベテランと若手俳優の演技派が勢ぞろいし、病気の苦悩や葛藤、そして家族の絆の物語を見事に演じています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa