俳優、そしてプロデューサーとして映画界のトップに立ち続けるブラッド・ピット。彼が類い希なストーリーとキャラクターに惚れ込み、主演と製作総指揮を熱望した最新作『フューリー』が11月28日(金)全国超拡大公開致します。
本作の公開を記念して、主演のブラッド・ピットが来日をしてのジャパンプレミアの開催が決定いたしました。ブラッド・ピットは、前作『ワールド・ウォーZ』以来1年3ヶ月振り10度目の来日となります。さらに本作のノーマン役でこれまでのイメージを一新する熱演を観せる注目の若手俳優、ローガン・ラーマンの来日も急遽決定致しました!

インタビュー映像
http://youtu.be/kumaO4UoKLk

この度、シャイア・ラブ—フが本作への思いを語ったインタビュー映像を解禁することとなりました。
本作でシャイア・ラブ—フが演じるのは、ブラッド・ピット演じるウォーダディーらと共にシャーマン戦車“フューリー”号に乗り、砲撃手として戦う兵士ボイド・スワン、通称”バイブル”だ。シャイアは冷静沈着に敵兵に対峙する殺し屋的な側面と、聖書の一説を引用して仲間の心を癒すクリスチャンという二面性のある男を熱演している。
今回解禁となるインタビューでは、役作りのために準備したこと、兵士を演じることに感情的になったこと、デヴィッド・エアー監督との協力などについて、赤裸々に語っている。

敬虔なクリスチャンと戦場での殺し屋、この二面性を持った兵士を演じるために、軍人でもあり牧師でもある第 42 歩兵師団の従軍牧師シェイン・エイツ軍曹など役柄と似通った性格を持つ軍人たちに会い役作りに臨んだ。デヴィッド・エアー監督は、シャイアが演じたバイブルについて、相棒となるジョン・バーンサルが演じた装鎮手グレイディ・トラヴィスとの「密な関係」を指摘する。砲撃手と装鎮手の密な連携は必須だが、二人はより深い関係であり「一方がクリスチャンで、一方が殺しを厭わない女好きなので相反する存在だと思いがちだが、二人は融合し、完全に一体化する。一人の人物の陰と陽のようなものだ」と指摘している。
ブートキャンプについては「計り知れないほど有益だった」とラブ—フは語る。「自分がより大きな大義の一駒にすぎないこと自覚するようになり、多くの男たちのために戦っていることも分かった」というのだ。役作りのために、作戦基地に派遣された兵士たちと一緒に生活する機会を得て、更に州兵たちと一ヶ月半を過ごした後、キャストたちと合流しフォート・アーウィンのブートキャンプに参加した。兵士たちの結束を強めたブートキャンプは「必要不可欠なプロセス」とジョン・バーンサルも賛同している。
「神を信じながらも喜んで殺すような二面性のある男を演じたシャイアは、魂のこもった深みのある芝居をしてくれた。今までに見たことのない打ち込みようで感心した」とシャイアの作品へ取り組む姿勢を高く評価するのは、『エンド・オブ・ウォッチ』でエアー監督と組んだプロデューサーのジョン・レッシャ—だ。シャイア自身、本作について「簡単に作れるような映画ではない。スタッフから役者まで全員が自分の持ち場や役割を心得えていたから、映画作りの息が合っていた。それは皆が同じ感情を共有しない限り成し得なかったが、監督が全てを掌握していたからこそ実現した」と語っている。
兵士の傷を再現するために、自らの顔をナイフで切りつけたことでも話題になったシャイア・ラブーフが、並々ならぬ決意で臨んだ二面性を持つ”バイブル”とはどんな人物なのか。インタビュー動画をチェックして、映画『フューリー』の日本公開を待ちたい!

—1. 役作りについて
6月に電話をもらって、シェイン・エイツ軍曹と会った。彼は軍曹だが、聖職者で牧師なんだ。第42師団の従軍牧師を務めている。彼らと1ヶ月、作戦基地で過ごした。軍の上層部と監督から許可を得て、1ヶ月半ほど州兵たちと配置先で一緒に過ごした。それから、他の出演者たちとブートキャンプに参加した。だから、6月以降ずっと長い期間を準備に費やしたんだ。

—2. 兵士を演じることについて
この経験は宗教的にも、精神的にも並外れたものだった。今まで考えたことはなかったが・・・父は戦時体験があるので、兵士に対していつも尊敬の念を抱いていた。戦車から外にいる兵士達を見ていると、強い感情がわいてきて、とても感情的になったよ。

—3. 映画を完成させるまでの困難
簡単に作れるような映画ではない。最初から監督は地形などの状況を把握していた。彼がブレインだから、同じ感情を共有していないと指示が分からない。美術部から役者、車輌のスタッフまで、全員が自分の役割を心得ていたからできたことだ。監督のおかげで、全員が一つになったんだ。

—4. デヴィッド・エアー監督について
監督は経験が豊かで、いろいろ教えてくれるし、人の意見を聞いてくれる。模範となり、それにちょっとクレージーなところもあるから監督として完ぺきだった。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro TogawaYasuhiro TogawaYasuhiro Togawa