<<第67回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 正式出品作品>>
母の死と、家族の再生。そして、繋がっていく命– 希望の涙が溢れる感動作

◆本年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門でアジア唯一の選出作品。海外の批評家からも絶大な支持を得て、ウラジオストク国際映画祭でグランプリを受賞、サハリン国際映画祭主演女優賞(吉永 淳)を受賞するなど、本作が持つ力と感動は世界へと広がった。

◆1997年『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)、2003年『沙羅双樹』でコンペティション部門選出、そして2007年『殯の森』でグランプリ(審査員特別大賞)を受賞と、作品を発表するごとに世界の晴れ舞台での注目を集める映画監督・河?直美。自ら「最高傑作であり自身のターニングポイントである」と語る最新作。

◆物語の舞台は、いまなお自然と神と人とが共存する奄美大島。生命の源である海と深い森が放つ濃密なエネルギーが漲る、島の圧倒的な自然を背景に二人の少年少女の初恋と成長を通して描く、繋がっていく命の奇跡。

◆今回、監督に見出され、主演を務めたのは村上虹郎と吉永淳。奄美の自然が内包する野生の力に呼応するかのように、島の高校生、界人(かいと)と杏子(きょうこ)を演じる。その家族には、杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子、村上淳ら日本映画界を支えるキャストが集結。

◆セルDVD/BDは特典映像満載の2枚組仕様。初回版にはスペシャルアウターケースとブックレットが付いてくる。

河?直美監督コメント

奄美大島の自然は世界一です。朝日の神々しさ、満月の夜の神秘、そのどれもがフィルムに刻まれている。そこに少年少女のほとばしる生命力。言葉では言い表せないものの数々を繰り返しBlu-ray&DVDで体感してください。

村上虹郎様コメント

奄美大島の大いなる自然で 少年少女がまた自然と一部として痛く 切なくもがく
静かに、時に荒々しく震う波 どうしようもないなんてこと ないんだって 少し先しか見えないけど 必死に向き合い続けた先に 瞳の奥で光るそのなにかを信じて
生き生きと、香りのする一秒一 秒をどうかお見逃し無く。

虹郎 <界人>

吉永淳様コメント

DVD、Blue-layの発売を待ち遠しく思っていました。
わたしにとって、「2つ目の窓」との出逢いは、まるで彗星のようなものでした。
ここに出てくるすべての言葉や映像、音は、わたしたちをその輝きで包み込んでくれます。
わたしは、出演していながら、この作品から多くを学びました。
時に迷い、苦しみながら進む人生の、じつにシンプルな姿を、そして、決して目に見えない大切なものを、わたしはその一瞬の輝きのなかから感じました。
この映画は、人生を通して光り続けるためのエネルギーをわたしに分けてくれました。
是非、皆さんもこの作品に出てくる界人と杏子の息吹に耳を澄ましてくだされば幸いです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa