2013年10月に公開された『死霊館』(『THE CONJURING』)で日本を恐怖のどん底に陥れたアナベル人形。その人形は実在し、現在もコネティカット州にある博物館に保管され、月に2回、神父による祈祷が行われている。

このアナベル人形誕生の秘密と恐怖が描かれる『ANNABELLE』(原題)が10月3日、全米で公開。公開最初週末(10月3日〜5日)の興行収入はデヴィッド・フィンチャー監督の話題作『ゴーン・ガール』につけ37,134,255ドル(Box Office Mojo調べ)で初登場2位を記録致しました。『ゴーン・ガール』とは37,513,109ドルと40万ドルの僅差。『ANNABELLE』は、とある夫婦がビンテージ人形アナベルを手に入れたことで想像を絶する恐怖体験に遭遇する超自然スリラーとなっている。

そして、10月19日、全世界で1億5000万ドル超えの大ヒットになっていることが判明。ワーナー・ブラザース映画米国配給部門のプレジデントでダン・フェルマンと同社国際配給部門のプレジデントであるベロニカ・クワン・バンデンバーグが発表した。(現在興行収入は1億6610万ドルとなっている。)

北米以外では、イギリス、スペイン、フランス、イタリア、ドイツ、オーストラリア、アジアの多くの地域を含む51の市場で計9200万ドル以上の興行収入をあげており、メキシコなど多くの地域ではこれからの公開となる。また、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、チリ、カンボジアでは、ホラー映画のオープニング興収新記録を達成した。

今回の発表の中で、フェルマンはこう述べております。「不気味な人形はみんな、大好きでしょう? 帰ってきたアナベルに対する全米の劇場での熱烈な歓迎ぶりから判断すると、観客は明らかに彼女に会いたがっていたようです。私たちとしましては、今年は少し早いハロウィーン気分を皆さんに味わっていただけたことをうれしく思っており、この堂々たる興行成績を達成したニューラインとフィルムメーカーたちに祝福の言葉を贈りたいと思います」さらに、バンデンバーグは「世界中の人々が怖い映画を待ち望んでいて、本作はまさにそういう映画ファンの心を捉えたのです。これから公開される地域もありますので、世界のあらゆる場所で新たな観客がこの映画のスリルと恐怖を体験するたびに、その勢いはきっと増し続けていくでしょう」と語った。

監督は『死霊館』でカメラマンを務めたジョン・R・レオネッティが担当し、『死霊館』の監督を務め、『ソウ』や『インシディアス』シリーズを手掛ける世界的なホラー監督ジェイムズ・ワンが製作総指揮を務めている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa