ハリウッドの“神話”、その新たなる“伝説”が誕生
 1977年、一本の映画が、映画の歴史そのものを変えた——。「スター・ウォーズ」—それは映画を超えた輝かしい象徴であり、「スター・ウォーズ」以後のいかなる映画もその神話を超えるものはない。まさに唯一無二の映画シリーズである。
 そして2012年10月30日、ウォルト・ディズニー・スタジオがルーカス・フィルムの買収を発表。同時に最新作の製作も発表した。それから1年半、謎はベールに包まれたままであったが、本年5月4日、待望の日本公開日が2015年12月18日(金)となることが明らかになった。そして遂に11月7日、最新作のタイトルが正式に発表された——。

『Star Wars : The Force Awakens(原題)』
 
更にタイトル決定のニュースと同時に、既に撮影も終了していることも発表。これにより、全世界のメディアやファンの予想がさらに過熱することは間違いない。

本作は監督J・J・エイブラムスと脚本家ローレンス・カスダンによって謎のベールに包まれたまま極秘裏に進行している。これまでに明らかになった内容は、『エピソード6/ジェダイの帰還』から30年後という設定であることのみ。また、出演者に関して既に発表されているのは、ルーク、レイア、ハン・ソロらをオリジナル・キャストである、マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)、ハリソン・フォード(ハン・ソロ)、キャリー・フィッシャー(レイア)、アンソニー・ダニエルズ(C−3PO)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ)、ケニー・ベイカー(R2-D2)が参加するということ。さらに名優マックス・フォン・シドー、パフォーマンス・キャプチャーの第一人者アンディ・サーキス、演技派のオスカー・アイザックに加え、若手のジョン・ボイエガ(『アタック・ザ・ブロック』)、アダム・ドライバー(『リンカーン』)、ドーナル・グリーソン(『アンナ・カレーニナ』)、2013年度アカデミー助演女優賞に輝くルピタ・ニョンゴ(『それでも夜は明ける』)や、新星デイジー・リドリーなど、多士済々な顔ぶれが決定している。現在発表されているのは一部のキャストで、未発表のトップ・スターたちがまだまだいると噂されている。また、オリジナル・キャスト以外は誰がどんな役を演じるのか全く明らかにされていない。そしてストーリーに関しては、設定が30年後という設定であること以外、完全に極秘とされている。映画という枠を遥かに超える一大イベントとなること必至の『Star Wars : The Force Awakens(原題)』の公開まであと一年余となった。
なお、邦題に関しては近日中に発表となる予定である。

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執筆者

Yasuhiro Togawa