ブラッド・ピットと言えば、毎回作品ごとに様々な髪型を披露し、その全てが似合う俳優だ。『セブン』ではスポーティーな短髪、『ジョー・ブラックをよろしく』ではサラサラの金髪にさわやかな笑顔で女性を魅了し、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では背中まで届くストレートのロングですら似合う事を証明し、『ファイト・クラブ』では金髪の坊主頭も披露した。そんなブラッド・ピットが演じるウォーダディーは、どんな過酷な状況でも冷静な判断力で部下に的確な指示を出し、数々の戦闘を生き抜いてきた男で、部下からの信頼は勿論のこと、他の兵士からも一目置かれる本物の男であり、本物のリーダーという役柄だ。今回の髪型は、1945年の第二次大戦の兵士という役柄に合わせて、サイドと襟足を刈り上げ、前髪をオールバックに撫で付けた、ソフトモヒカンとも言えそうなワイルドな髪型だ。近年、日本でも若い男性の間でサイドと襟足を刈り上げるツーブロックが流行しているが、ブラッド・ピットがやると、とにかく男らしく頼れるリーダーにピッタリの髪型だと思える。

さらに今日、四谷区民ホールで行われた東京都理容生活衛生同業組合が開催した「FUTURE&EVOLUTION(フォーラム)」では『フューリー』公開記念として、予告編上映後このブラッド・ピットの髪型をその場で再現するデモンストレーションが行われ、2名のカットモデルがたちまち戦う本物の男の髪型にチェンジし、参加者から拍手が溢れた。つまり、今回のブラッド・ピットの髪型も、世の男性陣から「あんな髪型にしたい!」と言われる事間違いなしのニューヘアスタイルなのだ。本作でブラッド・ピットはその髪型だけでなく、過酷な戦場で部下を失う恐怖を感じながらも気丈に振る舞うリーダーという、これまでにない新しいキャラクターを演じている。男が惚れる男、ブラッド・ピットの新しい魅力満載の戦争アクション『フューリー』の日本公開が待たれる。

過酷な状況の中傷つきながらも、部下を守り必死に生き抜こうとする男と、その男について行くと心に決めた4人の仲間たちが、想像を絶するミッションに挑む戦争アクション『フューリー』は、11月28日(金)、待望の日本公開を迎える。

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執筆者

Yasuhiro Togawa