本作は、行定勲監督がオール上海ロケで撮影に挑み、美しい双子の姉に恋をした日本人青年(三浦春馬)が迷い込んだ不可思議な愛の世界を描く、ロマンティックなミステリー。原作は、本多孝好著『真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A/side-B』(新潮文庫刊)ベストセラー恋愛小説から、舞台をアジアへ移し、原作の良さを活かしながらも、妖艶さを加え、映像化に成功。主演は『永遠の0』やドラマ「僕のいた時間」で人気・実力を兼ね備えたスターとしてその輝きを増し、注目の話題作『進撃の巨人』の主演としての期待も高まる三浦春馬。共演に中国の国民的ドラマ「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」のヒロインとして若手トップスターに登り詰めるリウ・シーシー(劉詩詩)、台湾で年間視聴率1位を獲得した「最後はキミを好きになる!」の主演や映画『GF*BF』で日本での人気も高まるチャン・シャオチュアン(張孝全)。アジアで高い人気を誇る行定監督のもと、日本・中国・台湾の注目スターが集結しました。
昨日10月23日より中国全土で約4000スクリーン規模の公開がスタートいたしました。

23 日初日の全国「劇場シェア」(=「上映回数比」・・中国の興行で重視される「全国の劇場スクリーン数×上映回数」の内に1作品が上映されたいわゆる「スクリーン占有率」を表す数字)で、「真夜中の五分前」は、1 位「ヘラクレス」(28%) 2 位「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(25.8%) 3 位「心花路放」(中国映画/昨年の記録的超大ヒットコメディと同じキャストで作られたコメディ作品/19.5%)に次ぐ4位にランクインし、シェア 10%を記録、好調な滑り出しを見せました。

また、中国の中の満足度ランキングを出している WEB サイト weipaipian.com 10/24 付によると、1 位「真夜中の五分前」55.8% 2 位「ルーシー」23.86% 3位「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」7.14%4位「ヘラクレス」4.6% 5位「心花路放」3.46%と、「真夜中の五分前」が断トツの満足度ランキング1位を獲得。娯楽大作が居並ぶ中、この「恋愛ミステリー」ジャンルの作品がここまでの好評を獲得しているのは驚異的なことであり、その理由としては、①中国のネット上に沢山のレベルの高い、好評価「レビュー」が掲載されていること、②作品のラスト(結末)を巡って、ネット上で観客やファンたちが持論を展開し、大いに盛り上がっていること、そして、何よりも、先日までの監督・キャスト3名揃っての「北京・上海・広州・杭州」各地で展開したキャンペーンが大いに功を奏した結果が、この好調な出足を生み出したと言えます。
中国公開の後は、台湾、シンガポールなどのアジアでの公開が予定され、日本では12月27日(土)より全国公開となります。

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執筆者

Yasuhiro Togawa