人のために造られながら、やがて使われなくなり放棄された道ー廃道(はいどう)を探索する人気の「廃墟賛歌 廃道」DVDシリーズが遂にドキュメンタリー映画として完成。テアトル新宿にて、11月22日(土)より劇場公開が決定いたしました。
本作は、そうした廃道の探索に人生をかけて挑戦する二人のオブローダー(廃道冒険家)、平沼義之と石井あつこに焦点をあてたドキュメンタリー作品です。
平沼義之は、そうしたオブローディング(廃道探検)の第一人者として、これまで一億PVを超える自身のWEBサイト「山さ行がねが」(h$p://yamaiga.com/)にて廃道を紹介し、「廃道本」(実業之日本社 )や「廃道をゆく」シリーズ(イカロス出版)といった本の執筆により、廃道カルチャーのカリスマとして、たびたびメディアにも登場する人物です。

もう一人、石井あつこは、普段は会社員ですが、休日となると愛する廃道を求めて、アクロバティックに野山に突撃する女性オブローダー。NHK(BS)の「熱中スタジアム」など、メディアにとりあげられるだけでなく、旅行会社の企画した廃道のツアーのガイドや、お台場のイベントスペースTOKYO CULTURE CULTUREの「廃道ナイト」などで語る廃道界のアイドル。

制作は、これまで、軍艦島や廃道のDVDを生み出してきた、クリエイティブユニット、オープロジェクトが担当し、監督はその一人大西悟による、劇場監督デビュー作となっております。大西を支えるのは、クリエイティブデザインや音楽制作そしてナビゲーターとして活躍する黒沢永紀、フィールドレコーダーとしてサウンドデザインを手掛ける山内悟という最強の三人。これまでのDVDシリーズから珠玉の物件をチョイス(神津島砂糠山の廃道・戸倉峠の未成隧道・若郷新島港線)し、新規撮影と未公開映像を交えて、廃道シリーズの集大成ともいえる、人間の生き様を映し出す究極のオブローディング・フィルムとして完成いたしました。世界初の廃道の探索をテーマにしたドキュメンタリー・フィルムにぜひご期待ください!

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執筆者

Yasuhiro Togawa