この度、アジア各国で実績を得た第一級の作品の日本での提供を目的に立ちあげられた日活と東宝東和の共同プロジェクト:GOLDEN ASIAレーベルの第2弾となるインド映画「チェイス!」が、12月5日(金)よりTOHOシネマズみゆき座他にて全国公開される運びとなりました。

マジックとダンスを融合したショーを繰り広げるサーカスのスター:サーヒル。だが、その裏の顔は腕利きの金庫破りだった!変幻自在のバイクを駆使した手口に挑むインドNo.1刑事ジャイとアリ。しかし、そこにはサーヒルの仕掛けた人生最大のトリックが待っていた・・・。インド国宝級名優アーミル・カーンを迎え、驚異のアクロバット・チェイスが絢爛豪華に開幕!本作は、2013年末に本国インドで公開されるやいなや、47億円の歴代No.1の興行収入を記録し、インドのみならずアメリカでは公開初週の興行ランキング9位の快挙を達成。その勢いのままイギリス・中国などの世界各国で軒並み歴代インド映画興行収入No.1となり、全世界で合計90億円の大ヒットを記録しました。

 そしてこの度、本作で主役となる天才トリックスター:サーヒル役を演じた、インド国宝級名優のアーミル・カーンが東京国際映画祭に合わせ、初来日が決定!!
「監督に脚本をもらった瞬間に、僕はこの作品を気に入った。作品に流れる感情も、非常に素晴らしかった。」と語るアーミルは、大ヒット作を連発するインドの国民的スターの側面と、これまで2本の出演作がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、日本でも大ヒットを記録した『きっと、うまくいく』でも存在感を発揮した“ミスター・パーフェクト”と称される演技力が注目を集めています。

社会活動家としてもヒラリー・クリントンやビル・ゲイツの熱望により対談を行い、TIME誌が「世界にもっとも影響力のある100 人」の一人に選出されるなど、スター俳優の枠を超えた、まさにインドの文化大使ともいえる存在です。さらに、インド映画初となるシカゴロケを行い、ハリウッドスタッフと共にアクション満載の本作を完成させたヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督も来日致します!

この記録破りのスケール感を持った作品を日本で配給するにあたり、これまで日本で公開されたインド映画最大の100スクリーンでの公開を予定、第27回東京国際映画祭の特別招待作品にも決定。10月29日には、記者会見と舞台挨拶を行う予定です。

■アーミル・カーン
「ミスター・パーフェクト」。インドの映画ファンは、敬意を込めて彼をこう呼ぶ。
1965 年インド・ムンバイ生まれ。父も映画監督・プロデューサー、叔父も映画監督の映画一家。自身もプロデューサー・監督として活躍している。子役として映画デビューし、初主演作「破滅から破滅へ(Qayamat Se Qayamat Tak)」(’88)のヒットで注目される。以降は、2001年に製作・出演した「ラガーン(Lagaan: Once Upon a Time in India)」や、2006年の「黄色に塗れ(Rang De Basanti)」の2作がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど、ヒット作を連発するボリウッドのドル箱俳優になり、同じスター俳優のシャー・ルク・カーンとサルマン・カーンと共に「キング・カーンズ」と呼ばれる国民的スターの一人となった。単館系ながら日本でも大ヒットを記録した「きっと、うまくいく」では、2009年の公開時に44歳にもかかわらず、若々しい大学生を演じて、その演技力を印象づけた。米TIME誌が「世界にもっとも影響力のある100 人」の一人に選出。2010年にインド最高民間褒賞となるパドマ・ブシャンを受賞、2011年、ヒラリー・クリントンとインドの教育問題におけるシンポジウムで対談、2013年6 月には社会・福祉問題に関心の高いビル・ゲイツがラブコールを送る形で対談が実現し、テレビ番組として放送されるなど、世界的な政治家、社会活動家からもその活動が注目を集めている。アメリカ大領夫人も彼の大ファンで有名である。本作『チェイス!』はアーミル・カーン初のアクション映画出演となる。
■主な受賞、ノミネート歴(映画関連)
米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート(01年、06年)/ filmfare Awards 新人賞(88年)・審査員特別賞(89年)主演男優賞(96年)/ボリウッド・アワード 批評家賞 男優部門(02年)/ナショナル・フィルム・アワード 一般選考部門 最優秀冒険映画賞(05年)/ジー・シネ・アワード 新人監督賞・監督賞(08年)/スター・ギルド・アワード 最優秀監督賞(09年)/国際インド映画アカデミー賞 ムービー・オブ・ザ・ディケイド賞(09年)/パドマ・シュリー勲章(03年)/パドマ・ブシャン賞(10年)

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執筆者

Yasuhiro Togawa