フランス本国と日本で驚異の大ヒットを記録した『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作『天才スピヴェット』の公開日が11月15日(土)シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショーと決定いたしました!
『デリカテッセン』、『ロスト・チルドレン』、『アメリ』など、独自の世界観で芸術性の高い映像を世に送り出してきたフランス映画界を代表するジュネ監督が、原作にひと目惚れし、初の感動ドラマに挑んだ本作。さらに自身初となる3Dに挑戦、徹底的につくりこんだ映像が、観る者をまさに夢の旅へと連れ出します。

主人公は、10歳の天才科学者スピヴェット。自分の才能を理解してくれない家族に黙って、権威ある科学賞の授章式に出掛ける為、アメリカ大陸を横断するという、壮大なスケールの家出を企てる。実はスピヴェットの家族は皆、彼の弟の死によってポッカリ空いた心の穴を抱えていた。それを小さな体で懸命に埋めようとするスピヴェットの健気な姿は、涙なくしては見られない。スピヴェットは無事に家へ帰り、家族は再び心を通い合わせることができるのか——?

主人公の10歳の天才科学者スピヴェットには、彼自身が7歳以下の武道選手権の世界チャンピオンであり、6ヶ国語を操る天才少年カイル・キャトレット。虫に恋する風変りな母親役には、『英国王のスピーチ』やティム・バートン監督作品でおなじみのヘレナ・ボナム=カーター。アートとドラマの幸せな融合——、奇才ジュネ監督史上、最も感動的な最高傑作が、ここに誕生した!!

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執筆者

Yasuhiro Togawa