櫻井いちこ(30)は、飲み会で会って以来、気になっていた男子・早乙女(23)に、偶然遭遇。
「話しかける? 話しかけない?」 「押してみる? 引いてみる?」
いちこの脳内では、めくるめく会議が繰り広げられ—? 怒涛の新感覚ラブ・パニック、開幕!

◆『失恋ショコラティエ』の水城せとな原作◆
原作は、2010年2月号より集英社「Cocohana」にて不定期連載中の『脳内ポイズンベリー』(単行本は2014年9月25日既刊4巻)。新しい視点の恋愛ドラマとして話題になった『失恋ショコラティエ』の
水城せとな原作作品です。
等身大のアラサー女子が7歳下の男性に恋をし、さらに年上の男性も出現して三角関係に・・・と、よくあるラブストーリーかと思いきや、主人公の葛藤が、脳内世界につながり、それぞれの役割を持つ脳内メンバーが会議を巻き起こす!という奇想天外な新感覚ラブストーリー!!『電車男』や『モテキ』のようなこれまでに観たことのない、新感覚エンタメラブストーリーを目指します!!

◆真木よう子が恋愛に悩むアラサー女子を演じ、新境地へ!◆
主人公のアラサー女子・櫻井いちこ(30)には、真木よう子。昨年の第37回日本アカデミー賞にて、『さよなら渓谷』で最優秀主演女優賞、『そして父になる』で最優秀助演女優賞をダブル受賞したのが記憶に新しい。『SP THE MOTION PICTURE‎』やドラマ『MOZU』でのクールな女性のイメージが強い真木が、素直になれないアラサー女子の女心とその葛藤をポップに演じ、新境地に挑みます。

◆脇を固める個性派俳優陣!◆
真木の脳内世界の会議を取りまとめる議長役に、『MOZU』で真木とも共演している西島秀俊が決定。メガネ姿で、他のメンバーに振り回される、優柔不断なキャラクターに挑戦します。
その他、『るろうに剣心』に出演他、今後注目作品が目白押しの神木隆之介、ドラマ『HERO』での演技も記憶に新しい吉田羊、ドラマ『明日、ママがいない』で注目された桜田ひより、三谷幸喜作品の常連浅野和之とアクの強い演技派が揃い、脳内会議での演技バトルも見どころとなります。

また、現実世界では、いちこが片想いする7歳下の不思議系男子・早乙女を「イタズラなKiss〜Love in TOKYO」で中国で絶大な人気を誇る古川雄輝、いちこをやさしく見つめる年上男性編集者・越智を舞台で活躍する成河が演じます。

制作スタッフには『ストロベリーナイト』シリーズや映画『キサラギ』などコメディタッチのドラマでも定評のある佐藤祐市が監督を務め、リアルと脳内世界を行きかう新感覚ラブ・ストーリーの世界を作り上げます。

コメント
真木ようこ(櫻井いちこ役)
普段、少女漫画を読む機会が少なく、今回このお仕事をやらせて頂くにあたって、色々な恋愛ストーリーの少女漫画を読みました。その中で、『脳内ポイズンベリー』は、群を抜いて面白かったです。設定がまず面白い!ただ、役と自分の性格がかけ離れていて「これは挑戦だな」と思いました。
また、この現場に入る前に少しお休みを頂いていたので、久しぶりにお仕事をするという意味でも、良い緊張感を持って初日を迎えました。やはり主演の映画ということで、相当な意気込みを持ってインをしましたが、現場へ来てみると、以前ご一緒したスタッフがたくさんいて、とても和やかなムードで現場をスタートすることができました。
まだ役を掴みきれていない部分が多く、“脳内会議”で言うとネガティブな自分が出てきそうですが、そこを踏ん張って、何事もポジティブに考えて、気合を入れて頑張っていこうと思っています。

西島秀俊(吉田役)
“真木よう子さんの頭の中で会議をする人”という今までにない設定の役で、原作もとても面白く読ませていただきました。
真木さんとは『MOZU』でも共演していますが、『MOZU』とは180°違うテイストの話で、お互いに全く違う性格の役なので、新たな一面を見れるのではないかと思っています。
「ストロベリーナイト」で御一緒した大好きな佐藤裕市監督の演出、そして素晴らしい俳優陣の脳内会議メンバーとの共演も、どんな現場になるのか今から楽しみです。

水城せとな(原作者)
この度『脳内ポイズンベリー』を、素晴らしいスタッフ・キャストの方々で映像化して頂けることになり、とても嬉しく思っています。
 この作品は、ひとりの人間の心の中に起こる思考のひとつひとつを『会議』という形で表現したもので、バカバカしい些細な悩みにも延々真剣に討論を繰り広げる密室会話劇を描きたくて始めた作品です。その脳内会議と、結果現実に起きる悲喜劇を、この個性豊かな実力派キャストの方々がきっと面白可笑しく、切なく演じて下さると思うので、完成が心から楽しみです。
 西島秀俊さんも、真木よう子さんも、わたしの大好きな役者さんです。そのフィルモグラフィーに『脳内ポイズンベリー』を加えて頂けることは本当に光栄ですし、硬派な役の多い西島さんが今回、常にうろたえ気味で風見鶏な「議長」を演じて下さることや、カッコイイ女性のイメージの強い真木さんが、優柔不断で翻弄されてばかりのヒロインを演じて下さることも、一ファンとしてとてもワクワクしています。

2015年 全国東宝系にて公開!!

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa