映画「谷川さん、詩をひとつ 作ってください。」(監督:杉本信昭、出演:谷川俊太郎)が、11月15日(土)より渋谷ユーロスペースで劇場公開する運びとなりました。

本作は、詩人谷川俊太郎が東日本大震災について書いた詩『言葉』を入り口にして、様々な土地で暮らす人々が発するかけがいのない言葉を追い、そこに潜む喜びや悲しみから、再び谷川さんの新しい詩が生まれるまでを描いたドキュメンタリーです。

詩は、目に見える形で生活を良くしたり、物事を解決するわけではありません。しかしまた、どんな境遇の人が読んでも、何かしらを感じることのできる豊かさも同時に含んでいます。メディアやインターネットなどで情報や言葉が氾濫している昨今、私たちの生活と“詩”は、どのように繋がり関わり合っているのでしょうか?

この映画を機に、改めて “言葉”のありようを一緒にみつめてみたいと思っています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa