連続テレビ小説「花子とアン」の語りを担当している美輪明宏さん。舞台となる大正から昭和の戦前について、「生活の中にある叙情性やロマンが自分の美意識を養ってくれた」と語る。
今回SONGSでは、「花子とアン」の中で登場した「カフェードミンゴ」を再現、そこで、美輪さんの案内で、大正・昭和モダンの世界へ誘う。
美輪さんが子供の頃から大好きだという美人画の名手「竹久夢二」。スタジオで、夢二の作品を見ながら、美輪さんがその魅力を語り、夢二が作詞をした名曲「宵待草」を歌う。そして、「女性の自立」の時代だったこの頃を体現する柳原白蓮や松井須磨子を紹介。愛に生き、波乱万丈の人生を生きた女性たちを見つめ、「花子とアン」でも流れ、大きな話題となった日本語版の「愛の讃歌」を歌う。

【楽曲】「愛の讃歌」「宵待草」「ゴンドラの唄」他

NHK「SONGS」第309回
NHK総合 8月30日(土) 午後11:00〜11:29
NHK総合 9月5日(日) 午前1:30〜1:59【再】

■NHK「SONGS」オフィシャルサイト
 http://www.nhk.or.jp/songs/

美輪明宏、幻の「愛の讃歌」を披露!

歌手の美輪明宏(79)が30日放送のNHK総合『SONGS』に出演、シャンソンの名曲「愛の讃歌」の日本語バージョンを披露する。
フランスの国民的歌手・故エディット・ピアフの代表曲でもある「愛の讃歌」は昨年10月に亡くなった作詞家・岩谷時子さんによる日本語訳詞が有名であるが、今回『SONGS』で披露される「愛の讃歌」は、美輪自らの手により日本語訳が施された独自のもの。彼がピアフを語るうえで重要なキーワードとなっている“無償の愛”を感じさせる内容になっている。
美輪はここ20年近く、自らのコンサート等ではフランス語バージョンの「愛の讃歌」を披露しており、今回の日本語バージョンは長い間“封印”されていた。しかし、今年7月18日放送のNHK総合『花子とアン』内で、仲間由紀恵演じる嘉納蓮子が中島歩演じる帝大生・宮本龍一と駆け落ちを図るクライマックス・シーンでの挿入歌として1968年(昭和43年)にレコーディングされた日本語版「愛の讃歌」が流され、ネットを中心に大きな反響を呼んでいる。
これを受け、9月10日に発売される『美輪明宏全曲集2015』(キングレコード)に急遽、日本語版「愛の讃歌」が収録されることが決まった。また10月22日にはシングル盤「愛の讃歌」も発売、日本語バージョンとフランス語バージョンの両方が収録される予定である。
今回の『SONGS』では、その『花子とアン』のクライマックス・シーンの舞台となった「カフェー・ドミンゴ」を再現。美輪が「自分の美意識を養ってくれた」という大正・昭和モダンの世界について語り、「宵待草」「ゴンドラの唄」などを披露する。

■日本語版「愛の讃歌」収録作品 詳細ページ
「美輪明宏全曲集2015」
2014.9.10発売 KICX-4356 ¥2,870 + 税
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICX-4356/
「愛の讃歌(日本語版)」
2014.10.22発売 KICM-30618 ¥1,389 + 税
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICM-30618/

■美輪明宏 オフィシャルサイト
http://www.o-miwa.co.jp/
■美輪明宏 キングレコード アーティストページ
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=1039

執筆者

Yasuhiro Togawa